マンションリノベーションで一番悩むのが”間取り”ですね。
マンションリノベーション経験者から「やってよかった!」と聞くことの多い、人気の間取りは? 満足度の高い間取りをランキング形式でご紹介します。
これからマンションリノベーションをお考えなら、きっと役に立つアイデアばかりです。
〈マンションリノベーションの間取り1〉広いリビング
マンションリノベーションの要望で一番多いのが「リビングを広くしたい!」というもの。
隣に和室があって縦長リビングだったり、キッチンが独立していたりすると狭く感じますよね。さらに低い天井も、リビングが狭く見えてしまう原因の1つです。
マンションリノベーションでは、使わない居室や長い廊下の一部を取り込んで、リビングを広げることができます。さらに天井高もアップできれば、より開放的なリビングに。ほかにも折り上げ天井に間接照明を入れたり、入り口のドアをガラスにするなどして、視覚的な伸びやかさをつくると、よりリビングが広く感じられます。
「リビングが広いと家族みんなでくつろげるし、ペットものびのびしているような気が」(渋谷区/Aさん/女性)
「ホームパーティーにたくさんの人を招くことができるようになった」(目黒区/Kさん/男性)
〈マンションリノベーションの間取り2〉オープンキッチン
ちょっと昔のマンションに多いのが、独立型キッチン。
独立キッチンは「散らかっていてもリビングから見えない」というメリットはありますが、自然光が届かないし、ダイニングの様子がわかりにくいし、孤立していて寂しいし…ということで、最近はあまり人気がないようです。
そのためか、マンションリノベーションで多いご希望は「オープンキッチンにしたい」というもの。写真のような広い作業台があれば、友人とみんなで料理もできそうですね。「オープンに憧れるけど、お客さまからキッチンがまる見えなのはイヤだな」という場合は、キッチンの正面に腰壁を設け、手元を隠す方法もあります。
リビングの窓の自然光が届き、家族の笑い声が届くオープンキッチン。キッチンに立った時の心地よさは格別です。
「料理中も子供の宿題を見てあげられる」(横浜市/Iさん/女性)
「ゲストと会話をしながら料理ができ、話がとぎれない」(中央区/Tさん/男性)
「キッチンカウンターに座るとバーのような雰囲気でお酒がおいしい」(港区/Mさん/男性)
〈マンションリノベーションの間取り3〉ファミリークローク
マンションリノベーションで人気の間取りの1つ、ファミリークローク。ファミリークロークとは、その名の通り家族みんなのクロゼットのこと。家族の人数によりますが、一般的には3帖以上のウォークインクロゼットにするケースが多いようです。
洋服はもちろん、バッグや靴、帽子など身の回りのものを一カ所にまとめておけるため、朝のコーディネートがしやすくなります。洗濯物を各部屋に配ってまわることもなくなり、奥さまの家事動線の短縮にも。
さらに寝室~クローゼット~玄関へと通り抜けられるウォークスルークロゼットにすると、生活動線を短縮できます。たっぷりとした収納量でモノを表に出さないファミリークローク。生活感のない暮しをしたい方におすすめです。
「家族みんなの個室からアクセスしやすい場所にファミリークロークをつくったら、子どもが幼稚園の制服を自分でしまうようになった」(港区/Fさん/女性)
「寝室から玄関へと通り抜けられるウォークスルークロゼットにしたので、着替えたらすぐに外出できて便利」(渋谷区/Gさん/男性)
〈マンションリノベーションの間取り4〉パントリー
〈理想のパントリーは?間取り・収納・扉の黄金ルール〉でもご紹介しましたが、パントリーはキッチン専用の収納のこと。キッチンの近くに1~2帖の収納を確保すれば、食品ストックから大皿、冬しか使わない土鍋など、かなりのモノを収納できます。パントリーがあると、キッチンが散らかりにくくなることもメリットです。
マンションリノベーションで最もベーシックな間取りは、キッチンと横並び。ちょっと横にスライドすると、お皿をさっと取り出せます。キッチンの背面にパントリーを設ける間取りもおすすめです。写真のように入り口をサイドに設けると、扉がなくてもパントリーの内側がゲストから見えにくくなります。
「大切な食器もどこにあるか一目瞭然!お客さまが来てもバタバタしないで取りだせるから、あってよかった」(港区/Kさん/女性)
「パントリーと玄関をつなげたら、重いお米や水もパントリーまで運んでもらえるので助かる」(品川区/Hさん/女性)
マンションリノベーションの間取り5〉畳の小上がり
〈小上りの畳スペース、リビングで活躍する4つの理由〉でもご紹介したように、マンションリノベーションでリビングに小上がりを設けるケースも増えています。
本を読みながら畳の上でゴロゴロしたり、お子さまを寝かしつけたり、洗濯物を畳んだり。やっぱり小上がりが便利です。
「畳はインテリアと合わないかも…」とご心配な方は、写真のような畳の小上がりはいかがでしょう。黒い畳をレンガのように敷き、框をグレーのモルタルに。蹴込みには黒皮鉄を使って、ラフな空間に馴染むクールな小上がりに仕上げています。
「着物を着付けるので小上がりをつくった。床下には着物の小物や茶道具も収納できるので便利」
(目黒区/Wさん/女性)
「子供を寝かしつけながら本を読んだり。友人が来た時にはベンチ代わりに」(世田谷区/Nさん/男性)
〈マンションリノベーションの間取り〉番外 これもやってよかった!
今回ランクインしなかったけれど、マンションリノベーションでやってよかった間取りを大公開。
〈シューズクローク〉
ウォークインタイプの玄関収納。靴だけでなく、キャリーケースやベビーカー、コートな、自転車など、外出に必要なアイテムをまとめて収納できて便利です。
〈リビングデスク〉
ご主人さまが仕事をしたり、お子さまが勉強したり、奥さまがPCで調べ物をしたり、手紙を書いたり。家族みんなで使えるリビングデスク。リビング学習に注目している方にはおすすめです。
〈図書スペース〉
リビングや廊下の一角に図書スペースを設けるのもおすすめです。家族がいるところで読書ができてちょっと安心。壁で目隠しすれば、より集中できる図書スペースに。
〈キッチン〜洗面室〜廊下の動線〉
キッチン〜洗面室〜廊下という動線をつくれば、料理中に洗濯したり、お風呂掃除をしたりと、奥さまの家事効率もアップします。
〈ロフト収納〉
ロフトに本を並べて書庫にしたり、客用布団をしまったりと、何かと便利なロフト収納。収納面積が横にとれない場合は、縦にとるのもおすすめです。
まとめ
マンションリノベーションで人気の間取りをご紹介しました。
広いリビングやオープンキッチンは、もはやリノベーションの鉄板。たくさんの人がリクエストするようです。また、ファミリークロークやパントリーがあると片付けやすくなることから、忙しい奥さまに注目されています。
「あれも欲しい」「これも欲しい」となってしまいがちですが、スペースにも予算にも限りがありますよね。大切なのは自分にとって必要なものだけに絞ること。100人いれば100通りの間取りがあります。他の誰かの間取りが、ご自身の暮らしにフィットすることはありません。
ご自身の家族構成やライフスタイルから間取りをつくるのが、本物のリノベーション。リノベーション会社と一緒に、世界にたった1つの間取りをつくりましょう。
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