住みたい街ランキングで暮らしてみたら~目黒~ | リノベーションスープ

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住みたい街ランキングで暮らしてみたら~目黒~

住みたい街ランキングで暮らしてみたら~目黒~

前回ご紹介した「住みたい街ランキング」(suumo)で第5位の武蔵小杉。おさらいで、2015年総合ランキングの結果を見てみましょう。

1位 吉祥寺
2位 恵比寿
3位 横浜
4位 目黒
5位 武蔵小杉

都心から離れたエリアもランクインしていますね。”憧れる”と、実際に”住みたい”は違うのでしょうか。そして気になるのが実際の住み心地。

今回は、第4位の目黒に注目してみました。お話をうかがったのは、「3ヶ月前に越してきたばかり」というFさん(男性/35歳独身)。大学時代はラグビーをやっていたという、さわやか好青年です。グリーンのざっくりニットがよく似合います。

4線利用可能でアクセス良好。休日には代官山さんぽ

20代から暮らしてきた荻窪には愛着があったものの、恵比寿まで通勤するのは辛く、またそろそろ彼女と同棲したいと、2人の職場の近くに引っ越すことにしたそうです。

目黒で一番気に入ったのは、アクセスのよさ。目黒駅からFさんの職場の恵比寿まで、電車で一駅。歩いても行けちゃいます。JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線の4線が利用可能で、営業で顧客企業に直行することがあるFさんにとっては好都合。「朝はゆっくり出られるし、気持ちのにゆとりができた」と、文句なしのご様子でした。

実は目黒駅は品川区と港区に隣接しています。代官山や白金台といったハイソサエティーな街や、目黒通りなどのお洒落スポットもすぐ近く。「ここに住みたい!」と息巻いたのは、むしろ彼女の方だったようです。

高級スーパーと庶民派スーパーがずらり!

これまでちょっとディープな街に暮らしていたFさん。

「自分にはにぎやかすぎて『ひょっとして疲れるんじゃないかな』なんて心配してたんです。実際は、いい意味で裏切られました」

昔ながらの住民が多く、年齢層が高いのが目黒駅周辺。Fさんが一番親しみを感じたというのは、権之助坂商店街。JR目黒駅の西口から大鳥神社のほうへ3kmほど続く権之助坂には、250軒以上の店がずらり。居酒屋、焼き肉、焼き鳥、カレー。「遅くまでやってる店が多いので、仕事帰りにここで食べることが多いかも」とFさん。目黒グルメのレベルの高さに、あらためておどろいたそうです。

でも外食ばかりじゃ身体に悪いのでは? と聞いてみると「ときどきは彼女がゴハンをつくってくれるので大丈夫」と。

そう、目黒駅周辺には驚くほどスーパーが多いのです。まずは、東急目黒駅の地下1階にある〈Presse〉。普通のスーパーに比べるとやや高めですが、商品のクオリティーは間違いなし。もっと贅沢したいときは、アトレA館の2階にある〈ザ・ガーデン自由ヶ丘〉。そごうにも入っている高級スーパーです。ちなみに、同じくアトレの地下1階にはお魚屋さんの〈魚力〉、八百屋さんの〈さわみつ〉、お肉屋さんの〈タカギフーズ〉といった専門店も入っています。さらに、アトレB館地下1階には〈成城石井〉。これだけ高級スーパーがあれば、Fさんは美味しい料理を召し上がっているんでしょうね。

「でも僕は肉じゃがとか、カレーとか、そんなのが好きですから。彼女は駅近くの〈東急ストア〉なんかで、できるだけ安く買物してるみたいです」

なかなかしっかりした彼女のようです。

休日は、目黒通りのショップ巡り

目黒駅からちょっと歩けば目黒通り。通称”家具通り”と呼ばれています。

北欧からイギリス、西海岸、さらにはアンティークやヴィンテージまで、オールジャンルの家具が目黒~自由ヶ丘にかけて軒を連ねています。〈Cassina〉や〈Bo concept〉のようにラグジュアリーな家具が好きな人は南青山へ、北欧やアメリカンヴィンテージのようにオリジナル性の高い家具が好きな人は、こちらを訪れるようです。

「天気がよい日はゆっくりと歩きながら、気になった家具屋や雑貨屋をのぞいてみます。僕はかっこいい感じの〈ACME Furniture〉や〈Blackboard〉とかが好きだけど、彼女につき合って北欧系の〈karf〉や〈Lewis〉にも行くかな。ちょっと疲れたら、〈CLASKA〉とか〈GEOGRAPHICA〉のカフェで休んで、またふらふらと歩いたり。引っ越したばかりで家具や食器がそろってないんですけど、こんなふうに少しづつ集めていくのもたのしいですね」(Fさん)

トレンドショップが集まる目黒ならではの、休日の過ごし方ですね。

マンションはやや高め? 不動前~洗足もおすすめ

最初は賃貸で探していたそうですが、「都内でも高めの家賃を払うなら、買った方がいいんじゃない?」 という彼女の意見が。結婚も視野に入れて、物件購入を考えるようになったとか。

結局、Fさんが選んだのは築15年で3980万円のマンション。2DKの55m2とあまり広くはないですが、目黒駅から5分という立地と「これから結婚するつもりなので、子供が1人増えても暮らせるほどの広さがあれば十分」ということで、こちらに決めたそうです。「リビングが狭いので、リノベーションで広くしたい。フローリングを無垢にしたり、壁にタイルを貼ったりしてラフな感じにしたいですね」

ただし、目黒駅界隈は中古マンションでも価格帯が高く、また1人暮らしやDINKS向けのコンパクトなタイプが多い印象。不動産担当に聞いてみたところ、ゆったりとした広さのファミリー向けマンションは、山手通りのほうが見つけやすいそうです。

ちなみにもう少し手頃感をねらうなら、東急目黒線の不動前・武蔵小山・西小山・洗足あたりもおすすめだとか。〈東京の中古マンション、穴場の3エリア!〉でご紹介しましたが、このエリアは都心・横浜へのアクセスがよく、商店街も充実。目黒駅まわりにしては物件価格が安定しています。実際に西小山で暮らしている人に話を聞いてみると、駅前には小さな商店街があり、隣の武蔵小山に行けば大きなアーケードがあるとか。昔から暮らす人が多く、目黒駅よりも静かで暮らしやすいとのことでした。

まとめ

いかがでしょうか。
とにかく、住みたい街ランキング第5位の目黒は、正直なところ悪いところが見つかりませんでした。強いて言うなら物件価格が高いことくらいでしょうか。

ちなみに「目黒駅の人の流れを変えるかもしれない」と言われているのが、目黒駅から徒歩1分の場所に開発中のタワーマンション〈Brillia Towers 目黒〉。7000平米の広大な土地に、全940邸の超高層ツインタワー・オフィス・商業の複合施設が入居する予定です。

恵比寿ガーデンプレイスが恵比寿の街を一新したように、こちらの目黒駅前タワープロジェクトも「目黒を大きく変える」と期待されています。いずれにせよ目黒のランドマークの誕生により、今後ますます目黒の価値が高まることは間違なさそうです。

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