空間にフィットする家具を『探す』のではなく『つくる』。
クラフトのオーダーメイド家具は、使う人の体型や空間にあわせて設計し、マテリアルを吟味して、職人の手により一つひとつ丁寧にカタチづくられていきます。それらは特別にあつらえたスーツが身体になじむように、暮らしに心地よくフィットする。
オーダーメイドの家具は、暮らしを変える。空間の空気を変える。
『探す』から『つくる』に発想を変えたとき、家具選びがぐっと自由になります。
シンプルモダンな空間に、さりげない重厚感を
シンプルな空間で存在感を放っているのは、クラフトがオーダー製作したダイニングテーブルです。
「旅館についたとき、どっしりとしたテーブルの前に座ると落ち着く」というお施主さまの気持ちをくみとり、天板はおおきな無垢材に。香川の材木店から取り寄せた美しい木目のタモ。そんな大きな天板を支える黒スチールの脚は、空間をひきしめながら重厚感をもたらす役割も。
座面の低い椅子にあわせ、テーブルの高さも低めに設定。旅館の畳の上で過ごすようにくつろげます。
ちなみにこちらのマンションは、間口が狭く、大型家具を搬入できない状況。そこで天板と脚を分割して搬入し、現場で組み立てる方法をとりました。搬入のことを考えて製作できることも、オーダーメイド家具のメリットです。
木が『ガラスのように』クールに生まれ変わる瞬間
「ぬくもり」「重厚感」といったイメージの強い木。しかしデザインによっては、木がガラスのようにクールな表情を見せることも。
こちらはクラフト新宿モデルルーム。ダイニングテーブル・椅子・TVボードを空間にあわせて製作しました。木の野暮ったさを一切感じさせないのは、細部にもシャープさを追求しているため。
たとえばテーブルの天板は、小口を削り上げるようにカットし、脚の側面も斜めに削り込んでいます。それにより”ぬくもりの象徴”とも言える木に、”ガラスやスチールのようなクールさ”をプラス。
タイルと石を使ったモダンな空間に、繊細な木目と明るい色合いが冴え渡っています。
クラフトの家具デザイナーが大切にしているもの
「道具としての役割を忘れないこと」
これはクラフトの家具デザイナー・森本が、家具づくりで大切にしているコトです。
森本のつくる家具は、たたずまいが美しく、使っていて心地がよい。家具づくりの秘訣を聞くと、「デザインがよくても、きちんとした『道具としての役割』がないとダメ。見た目や流行に左右されるのではなく、長く使えるモノづくりをしています」(森本)
使う人のライフスタイルに合わせて設計するから、奇抜なカタチになることはありません。人間工学にもとづいて、“どうしたらもっと使いやすくなるか”を考えながら、微調整を繰り返す。たとえばシートの豊潤な曲線も、人間の身体に沿って描かれているにすぎません。
使いやすさを追求すればするほど、自ずと美しさも生まれてくる。森本のつくる家具たちは、静かにそう語っているようでした。
一生使うにふさわしい座り心地、使い続けることで増す愛おしさ
デザインは、驚くほどシンプル。にもかかわらず、お部屋に空気を変えてしまうほど存在感があるのは、大変な計算と工夫がなされているからです。
たとえばこちらの椅子は、スリムな直線を描くムダのないシルエット。ただし全体にエッジを効かせることで、個性がにじみ出ているようです。
アームをねじり上げるように削り込み、脚との接合部を一体に。アームと脚は、接合部を終着点とし徐々に細くなっていく。だからこそ椅子に座って手をかけたとき、手のひらに滑り込んでいくのです。
一生使うにふさわしい座り心地、デザイン。クラフトのオーダーメイドの家具は、使い続けるうちにますます、愛着が増していきます。
まとめ
クラフトのオーダーメイド家具をご紹介しました。
家具をつくる前には、必ずお客さまとお打合せを行い、ご要望や使い方のクセなどをヒアリングします。
クラフトのオーダーメイド家具は、すべて国内生産です。熟練した職人がハンドメイドで、お客さまの納得のいくまで微調整をくりかえし、カタチにしていく。手間ひまかけてものづくりを行っています。
そのため納期は4ヶ月〜。お引越しに合わせてご希望の方は、お早めにご相談ください。
クラフトの青山・新宿・自由ヶ丘モデルルームには、それぞれの空間に合わせて製作したオリジナルの家具をレイアウトしています。木の質感や、空間との調和、座り心地をぜひ体験してください。