休暇を過ごすセカンドハウスにするために、海の近くに一戸建てを購入したYさん。
築28年の建物は老朽化が進んでいたため、強度の見直しも必要でした。
階段や壁を移動することで開放的なLDKが誕生、海を臨むダイニングは床を高くしています。
「広々としたLDKがほしい」「海を眺めながら食事を楽しみたい」というご希望を実現したセカンドハウスに生まれ変わりました。
data
場所_ 神奈川県 鎌倉市
家族構成_
築年数_ 28年
リフォーム面積_ 130㎡
工期_ 5ヶ月
費用_ -万円
階段と壁を移動して生まれたゆとりのリビング
階段と壁を移動して、2階に広々としたLDKが生まれました。
空間を伸びやかに演出するため、既存の船底天井を延長。
あらわとなった梁が空間を分断しないよう、オーク板を張ることで天井の高さと長手方向のつながりを強調しています。
オークの床が優しいリビング・ダイニング
窓に面したダイニングの床を上げて、椅子に座っていても海が見えるようになりました。足元に間接照明を設置して、夜に段差を意識しやすいよう配慮しています。
LDKの床材には木目が美しいヨーロピアンオークを採用しました。
ダイニングはスプーンカット、リングはオイル塗装のみで仕上げ、同じ素材でありながら表情に変化を。
また、一部の窓を塞ぎ耐力性を補強しています。
柱の位置を見直して耐力性アップ
かつての和室は壁を撤去し、リビングを拡大。
その際にあらわれた柱が、天井の梁からずれていることが判明したため、位置を見直し建物の強度をアップする場所に新設しました。
柱の表面は、新たな空間に溶け込むように木材で化粧しています。
シンプルで爽やかなキッチン
シンプルなI型キッチンを、リビング側から見えない位置にレイアウト。
家電収納と大容量パントリーを備え、すっきりとした空間を保つことができます。
壁面には表面に揺らぎのあるサブウェイタイルを張り、爽やかでラフな雰囲気に。
階段の段数を増やして上り下りしやすく
かつては1Fから地下1Fへの階段と、2Fへの階段が別の位置にあり、デッドスペースが生じていました。
リノベーション後は地下〜2階への階段を同じ場所に配置することで、空間の無駄を解消しています。
また、段数を増やして傾斜を緩やかにし、上り下りしやすい階段に。
スチールの手すりは、視線を遮断しないよう中央の支柱を細くしています。
大理石が美しいミニマムな玄関
玄関の壁に張ったトラバーチン(大理石)は、Yさんの「玄関に石を使用したい」というご希望から。
休暇中のみ滞在するため必要最低限に抑えた収納は、小さな箱が浮かんでいるよう。
トラバーチンの上品な石目が間接照明に美しく照らされ、ぬくもりを感じる空間です。
この事例のもっと詳しい情報をご覧になりたい方はクラフトのHPをご覧ください。プランのこだわり、特徴などをご紹介しています。