「中古で高級物件を買ってそのまま住む」という人は少ないのではないでしょうか。間取りやデザインが気に入らず、何かしらのリノベーションをする人がほとんど。物件探しとリノベーションはセットで考えることが大切なのです。
…となると1つ疑問が。
物件探しをこれまで通り、不動産会社に任せていいのか?ということ。
今回は、高級物件探しの依頼先について考えてみたいと思います。
高級物件探しは不動産会社へ…は、正しい?
都心の高級マンションに住みたい。
高級住宅街の一戸建てに住みたい。
こういう場合、まずは不動産ポータルサイトで軽くリサーチする方が大半だと思います。それから気になる物件があったら、不動産会社に問い合わせて内見。いくつか見て、よい物件が見つかったので契約…。
と順調にいけばよいのですが、なかなか理想の物件に出会えず、もはや物件探しが趣味のようになっている方もいます。
物件探しをする前に、「理想のライフスタイル」をあらためて考え、絶対に妥協できない条件を明確にするところからスタートすべきです。
高級物件でも、多少は手を加えることが必要
高級物件は普通の物件に比べて、内装や設備仕様のグレードが高いのは事実です。重厚な造作家具があったり、床に大理石が使われていたりしますね。
だからと言ってそのまま住めるとは限りません。「設備が古い」「リビングが狭い」「バスルームが狭い」「換気が悪い」「デザインが好きじゃない」など、何かしら気になる部分がでてくるはず。そこで、造作家具や大理石といった魅力ある既存を活かせるリノベーションが有効になってくるわけです。
とくに築年数が古いほど不満がでやすい傾向です。ヴィンテージマンションなど築10年以上の物件をご検討の方は、リノベーションありきで検討しましょう。
高級物件探しのチェックポイントは?
ではリノベーション前提となると物件探しのポイントが少し変わってきます。例えば
□壁や柱を移動できるか
□キッチンやバスルームといった水回りを動かせるか
□天井を上げられるか
□(マンションなら)フローリングはOKか
など。とにかく「希望通りにリノベーションできるか」を”買う前”に判断することが大切です。しかもそれは不動産会社ではなく、リノベーション会社でなければわからないこと。
理想の間取りやデザインにできる物件のみを紹介するため「キッチンをオープンにできない」「バスルームを移動できない」など、購入後にできないことが発覚するという悲しいトラブルがありません。
”社内に”不動産部があるかがキーポイント!
リノベーション会社が「物件をご紹介できます」という場合、2つのパターンがあります。
〈1〉外部に不動産のパートナー企業がある
業務提携している不動産会社に、物件探しをアウトソーシング。不動産のプロが紹介するため、まったく問題はありません。しかし外部に依頼する分、時間のロスやコミュニケーション不足が心配されます。
〈2〉社内に不動産部がある
社内の設計者と不動産担当が互いに連携をとりながら物件探し。ときには設計者も一緒に物件の内見に同行します。「トイレはここまで移動できる」「この構造だと壁は抜ける」といったことをあらかじめ判断するなど、リノベーションありきの物件探しです。
たとえば、時計で「マニュファクチュール」という言葉を耳にします。これはデザインだけでなく、ムーブメントの設計から出荷までをすべて自社で行うという意味です。実現しているのはロレックス、パテック・フィリップ、ジャガー・ルクルトといった一流ブランドのみ。社内に不動産部があるかどうかは”マニュファクチュールか否か”というくらいの大きな違いなのです。
さて、どちらを選びますか?
リノベーション会社の高級物件紹介とは?
リノベーション会社でも、物件をご紹介しています。リノベーションすることで価値がぐっと上がる、ポテンシャルの高い物件のみをご紹介しています。基本はオーダーメイド。サイトに載っている物件を紹介するというよりも、一人ひとりのご要望に合った物件を探し出してくる…といったイメージです。
冒頭でもお伝えしましたが、いくら高級物件でも、そのまま暮らすのはもったいないと思います。リノベーションすれば、よりグレードが高く、より心地よい住まいになるからです。
高級物件と言っても新築よりはコストを抑えることが可能。余った費用をリノベーションに回し、理想の間取り・デザイン、高級仕様にこだわったほうが、格段に満足度が高いはず。
これからの高級物件は、自分でつくるもの。
まずは物件探しからリノベーション会社に任せてみませんか?
高級リノベーションのクラフトでは、物件探しからサポートしています。都内の高級物件をお探しの方は、お気軽にお声がけ下さい。