家事動線の良い間取りで、家事のストレスを1/2に! | リノベーションスープ

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家事動線の良い間取りで、家事のストレスを1/2に!

家事動線の良い間取りにリノベーション craft

家事って、ものすごく疲れませんか? 買物、掃除、洗濯、料理…さらに子育ても加わると、もう目が回るほど忙しい。これらをれっきとした”労働”とみなすと、時給でいくらぐらいになるのでしょうか?

ソニー生命が全国1000人の女性に行ったアンケートの調査結果(2015年)によると、「未就学児の育児」は1305円、「食事の準備・後片付け」は999円、「掃除・洗濯」899円、「お買い物」814円 。「これくらいはもらってもいいんじゃない?」とみなさんお考えのようです。私からすると、もっともらってもよさそうですが。

じゃあ、誰かに(夫しかいない)負担してもらったらうれしい仕事は? という質問に対しては「掃除」が最も多く43.4%、次いで、「炊事」39.1%、「洗濯」16.5%という結果に。

しかし実際は、ご主人さまの帰りが遅く、1人で家の中を走り回っている方が多いのでは? つまり、誰にも頼れない。 そう確信したら、家事の負担を軽くするための方法はただ一つ。〈家事動線の良い間取り〉をつくることです。

これから、〈かたづけ〉〈洗濯〉〈買物〉に分けて、家事動線の良い間取りの実例をご紹介します。

1_家事動線の良い間取り〈かたづけ〉

家事動線の良い間取りにリノベーション craft

リビング・ダイニング~キッチン~サニタリー~寝室がひとつながり。大らかな回遊性により、流れるような移動が可能。全体の家事動線をよくする間取りです。
 

ぐるぐる回りながら、かたづけるのって効率的

家事動線の良い間取りでかたづけやすくするならcraft

縦長の形状を活かし、住まいの中心に大きなクロゼットを設けています。そのクロゼットを軸として、邸内をゆったりと回る回遊性をつくりました。

ダイニングテーブルの左の通路を進むと、キッチン~収納スペース~サニタリー~寝室を通り抜け、ふたたびリビング・ダイニングに出てきます。言うまでもなく逆回りも可能。行き止まりのないことで、伸びやかな印象とともに、家事動線を短縮しています。

例えば、キッチンで食器を洗い、クローゼットにコートを掛け、洗面室で洗濯機を回しつつ、お風呂掃除をし、寝室のベッドメイキング。「あらやだ、靴下ぬぎっぱなしじゃない」なんて言いながら、逆回りして洗面室に向かい、洗濯機にポイッ。

子供もぐるぐる回って追いかけっこしそうですが、大人もぐるぐる回ってたのしく家事ができるようになっています。

大らかな回遊性を生み出すことで、家事効率の良い間取りを実現しました。

2_家事動線の良い間取り〈洗濯〉

家事動線の良い間取りで洗濯をスムーズにするならcraft

キッチン~ユーティリティ~洗面室がひとつながり。家事のなかでももっとも時間のかかる料理の合間に、さっと洗濯ができるようになっています。
 

料理の合間に洗濯をこなして、スーパー時短

家事動線の良い間取りで洗濯をスムーズにするならcraft

卵を茹でている10分間。「洗濯機をまわしたい」「ブラウスを手洗いしなくちゃ」なんて思ったことはありませんか? しかし、その誘惑がとんでもないことに。ついつい時間オーバーし、キッチンに戻るとお鍋からパスタがあふれていたり、鍋底が焦げついてしまっていることがあります。

キッチンの「ちょっと」は、とても危険なんです。 それを解決するのが、こちらの家事動線です。キッチンの扉を開くと、ユーティリティ~洗面室が続いています。隣の洗面室では、子供の体操服を下洗いをすることも可能です。

ユーティリティには洗濯機置き場も。洗濯終了の音が鳴ったら、そのままユーティリティで干し、さっとバルコニーや浴室へ。料理をしながら洗濯もできてしまうという、ハイレベルな家事動線です。

3_家事動線の良い間取り〈買物〉

家事動線のよい間取りでスムーズに暮らすならcraft

玄関から直接、パントリー~キッチンに出入りができる家事動線を設けました。重い荷物を抱えてわざわざリビング・ダイニングから回り込まずに、キッチンに直行でき、買物のストレスが軽減されます。
 

キッチンまで荷物を運ぶのは、もうやめた

ピンポーン。 あら、宅急便屋さん。そうそう、お水を2ケース注文してたんだったわ。「とりあえずここに置いててください」とは言ってみたものの、なかなかヘビー級です。もはや動かすことを諦め、玄関に放置。

…というご経験はありませんか?

そんな、か弱くズボラな方におすすめしたいのがこちらの玄関~パントリー~キッチンという動線です。

「水のお届けでーす」
「こちらのパントリーにお願いしまーす」

「お米の配達にまいりましたー」
「こちらのパントリーにお願いしまーす」

「回覧板です」
「こちらのパントリーにお願いしまーす」

えっ?

とにかくこれで、指一本使わずにパントリーに重い荷物を運ぶことができます。また、夏の暑い日に買物したお肉などを食材をささっと冷蔵庫にしまうことも。それに加えてパントリーと洗面室が一直線。キッチンからリビング・ダイニングに回り込んで洗面室に行くよりも、動線が短く、移動がラクに。

買物をスムーズにしてくれる、家事動線の良い間取りです。

まとめ

いかがでしょうか。家事動線の良い間取りにすると、ストレスが1/2くらいになるような気がします。

家事動線の良い間取りのポイントは、奥さまが長時間過ごすキッチンを中心に家事動線を考えること。

・全体の掃除をしやすく→→→住まい全体に回遊性をつくり、移動しやすくする

・洗濯をしやすく→→→キッチン~家事室~洗濯物干しスペースをつなげる

・買物をしやすく→→→玄関~パントリー〜キッチンをつなげる

まずは「自分がどの家事を負担に感じているか」を考えてみましょう。「大量のアイロン掛けが大変」だとしたら、キッチンの横にユーティリティを設け、アイロンスペースにすればいい。洗濯した服をそれぞれの寝室に持って行くのが大変だとしたら、どの部屋からもアクセスの良い家族共用のWICをつくればいい。

つまり、今回ご紹介したのはあくまでも〈家事動線の良い間取り〉の基本。ほんとうに家事動線が良いと感じるのは人それぞれということです。

一番大変だと思う家事は何ですか? リノベーション会社には、それを解決できるようなプランを提案してもらいましょう。

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