ヘリンボーンの魅力とは？こだわりのフローリング事例 | リノベーションスープ

「クラシカルな雰囲気のインテリアが好き」
「住まいのデザインにこだわりたい」
そんな人にヘリンボーン張りのフローリングが人気です。

ヘリンボーンのリズミカルなパターンは、空間にどのような印象をもたらすのでしょうか？リノベーション事例で確認してみましょう。

ヘリンボーンの床は、短いフローリング材ふたつを直角に組み回せたものを、重ねるように繋げていく張り方です。フローリングのほか、タイルの貼り方や布地の織り方に用いられることも。

「herringbone」は、英語で「ニシン(herring)の骨(bone)」という意味。V字が連なるパターンが魚の骨のように見えることから、こう呼ばれています。
　

ヘリンボーン床のメリット・デメリット

床は面積が広く常に視界に入りやすい部分のため、居室の印象を大きく左右するもの。ヘリンボーンのフローリングは、空間にクラシカルで華やかなムードをもたらします。

ヘリンボーン張りのフローリングは作業の難易度が高く、熟練の職人による施工が求められます。通常の張り方に比べて手間と時間が2倍かかるため、施工費用も高めです。

所有するマンションを賃貸住宅として活用するためにリノベーション。リビング・ダイニングの床に、ウォールナットのヘリンボーンを張りました。ターゲット層である外国籍の方を意識した、ゆとりある間取りです。

ランダムな色むらのヘリンボーンが、ヴィンテージ感を演出。張り分けたキッチンのタイル床や、廊下に面するスチールのガラス扉とともに、ブルックリンスタイルで統一しています。

「上質な大人の空間」をテーマとしたリノベーション事例です。リビング・ダイニングは、木目が美しいアカシアのヘリンボーン床と漆喰仕上げの壁を採用しました。

折り上げ天井には間接照明を入れ、やわらかな光に包まれるクラシカルな雰囲気に。ご愛用の家具と調和する、上品で落ち着いた空間に仕上げています。

眺望のよい高層マンションのリノベーション事例です。大きな窓がゆるやかに曲線を描くLDKのフローリングを、ヘリンボーン張りにしました。こちらは、フローリング材の角を45度にカットする“フレンチヘリンボーン”。張り合わせた部分に直線が生まれるため、シャープな印象になります。

はっきりとした木目のオーク材をグレーに塗装して、シャビーシックな雰囲気に。彩度を抑えたフローリングと、ブルーのソファが調和しています。床暖房対応で、冬場の足元の冷え込みとは無縁です。

タワーマンションのリビングを、ご愛用のクラシカルな家具を引き立てるヘリンボーン張りの床にしました。経年による色落ちや傷も味わいとして楽しむことができるよう、ローズウッドの無垢フローリング材を採用。自然塗料のオスモオイルで仕上げ、木のあたたかみを引き出す上品なツヤを出しています。欧米の邸宅のような重厚感のある空間になりました。

メゾネット2階の床をヘリンボーン張りにしました。フローリングは落ち着いた色味のオーク無垢材、壁はライトグレーとダークグレーに塗り分け、トラディショナルで落ち着いた雰囲気の書斎です。廊下に連なるヘリンボーンのV字に誘われるように進むと、奥は寝室となっています。

こちらは、床ではなく壁の一部をヘリンボーン張りにした事例です。当初は床への施工をご希望でしたが、マンションの規定によりフローリングへの張替えが認められていませんでした。そこで、掃き出し窓の両脇の壁を、オーク突板のフレンチヘリンボーン張りに。空間にリズム感を与えるアクセントウォールとなっています。

ヘリンボーンフローリングの特徴は下記のとおりです。
・クラシカルで華やかな印象
・手間と時間が掛かるため施工費用が高め
・壁や建具に採用してアクセントにも

「クラシカルな家具が似合う空間にしたい」「フローリングにもこだわりたい」とお考えなら、ヘリンボーンの床を検討してみてはいかがですか？