かつてないほど在宅時間が増えた今、「住まいをどう心地よくするか」が重要なテーマとなっています。リノベーションをする、住み替える、別荘やセカンドハウスを購入する…。さまざまな選択肢があるなかで、「家具を新しくする」という方も。家具にこだわることは、「心地よい時間をつくりたい」という気持ちのあらわれなのです。
今回発表された〈arflex〉の新作は、そうした多様なニーズをカバーするアイテムが中心。アルフレックス ジャパンが取り扱うアウトドア家具〈RODA〉からも、屋外でのひとときをより快適にしてくれる家具が登場しています。いずれも軽やかなライフスタイルをイメージさせてくれるラインナップばかりです。
LOUIS(ルイ)ソファ
可憐で気品あるたたずまいが印象的なソファ〈LOUIS〉。丸みを帯びたフォルムと、木のフレームがあたたかな空気をつくります。
曲線を描く背もたれは適度なボリューム感。おもう存分身体をゆだねたリラックススタイルでも、きちんと座ったフォーマルスタイルでも、いつでもやさしくホールドしてくれます。ちょっと姿勢をくずして読書をしたり、浅く腰掛けてPC作業をするなど、さまざまなシーンに対応するソファです。リビングだけではなく、ベッドルームやゲストルームにも配置しやすいコンパクトなサイズも。
2人がコーナーに座れば、ちょうどよい対面角度となります。まるでそれぞれが別のチェアに腰掛けているような、ほどよい距離感。別々のことをしていても、お互いが気にならないパーソナルスペースがキープできることもメリットです。
ホテルラウンジのように曖昧なプライベート性が、今のライフスタイルにフィットしそうです。
Design : Patrick Norguet
〈LOUIS〉ソファ 商品ページ
ERA(エラ)ソファ
時代に左右されない普遍的なデザインで、長く愛用できることはベーシックアイテムの条件。2018年に発表された〈ERA〉は、〈arflex〉ブランドの中でもとくに注目のベーシックアイテムです。
空間の見通しをキープする低めのシート、水平ラインが際立つ伸びやかなシルエット、それを支える繊細なアルミダイキャストの脚。シンプルなデザインだからこそ、フレームやファブリックの上質なたたずまいが際立ちます。今回登場した〈ERA〉の新サイズは、コンパクトな都心マンションにも適した幅200cmのL字型2ピースから、別荘など大空間にふさわしい3ピース以上のレイアウトまで。幅広いニーズに対応できるようになりました。
Design : C.O.D.
〈ERA〉ソファ 商品ページ
STELO (ステロ)コーヒーテーブル
くつろいだり、仕事をしたり、手紙を書いたり…リビングでやることはたくさんあるけれど、そんな多様なニーズに応えてくれるコーヒーテーブルが〈STELO〉です。
プレーンなデザインながらも、天板から地面にかけて支柱がおだやかに広がるシルエットが印象的。たしかな個性を感じさせつつ、実務にも適した使い勝手のよさが魅力です。
2タイプの高さからセレクト可能で、64cmのタイプなら〈LOUIS〉のようなシートが高めのソファやラウンジチェアに座ったまま、PC作業ができます。72cmダイニングチェアと組み合わせれば、ちょっとした食卓にも。
Design : ARFLEX JAPAN R&D
〈STELO〉コーヒーテーブル 商品ページ
CASTELLO (カステッロ)シェルフ
2020年発売の風格あるソファと、木の縦格子のテーブルシリーズ〈CASTELLO〉に、新しくシェルフが加わりました。
プレート形状の縦格子は周囲に繊細な影を落とし、部屋に奥行きのある表情をもたらします。かすかに立ち上がる天板の際からは、卓越したクラフトマンシップが伝わってくるようです。
壁際に配置すれば、空間をきりっと引き締めるアイポイントに。リビングとダイニングの間に置いて、空間をおだやかにゾーニングする間仕切りとしても。
オーバル型でやさしいフォルムは、和モダンな空間にも調和します。
Design : Sergio Brioschi
〈CASTELLO〉シェルフ 商品ページ
RODA(ロダ)
1991年、イタリア北部のロンバルディア州ヴァレーゼに設立されたアウトドア家具ブランド〈RODA〉。住まいと屋外をシームレスにつなぐ「IN and OUT」という発想をどのブランドにも先駆けて提唱し、アウトドアファニチャー界に革新を与えてきました。海や山、空といった自然と呼応する色づかい、屋外環境に耐えうる機能性、屋外だけでなく室内に置いても主役となる繊細なデザイン。別荘やセカンドハウスのニーズが増えた今、〈RODA〉への注目が高まっています。
今回はアルフレックス ジャパンが取り扱う〈RODA〉から、2つの新作をピックアップします。
PLEIN AIR(プレーン エアー)ダイニングテーブル/RODA
極めてシンプルながらも、脚まわりのデザインが特徴的。外側はシャープなエッジ、内側はやわらかな曲線を描いています。モダンで洗練されたダイニングテーブル〈PLEIN AIR〉は、マイケル・アナスタシアデスとの初コラボーレーションで誕生しました。
屋外では緑や空の景色に溶け込み、室内ではどのようなインテリアにもなじむ。女性二人で移動できるため、晴れた日は思いつきでテラスにテーブルを持ち出して、やわらかな陽光に包まれながら食事をとることもできそうです。
Design : Michael Anastassiades
〈PLEIN AIR〉 ダイニングテーブル 商品ページ
HARP(ハープ)サンベッド/RODA
眺めのよいテラスやプールサイドに置いて、心地よい木漏れ日の下でゆっくりとくつろぐ。そんな贅沢な休日を叶えてくれるのがHARP(ハープ)シリーズのサンベッドです。
ポリエステルまたはアクリル製糸で織られたコードは心地よい張りがあり、しなやかに身体を受けとめます。ずっと座っていても疲れないため、長時間の日光浴や昼寝にもよさそう。背もたれは3段階のリクライニング機能があり、シーンに応じた角度調整が可能です。
軽やかな印象ながらも美しいデザインで存在感のあるサンベッド。テラスのアクセントにもなりそうです。
Design : Rodolfo Dordoni
〈HARP〉 サンベッド 商品ページ
まとめ
少しずつ変化していくライフスタイルを的確にとらえ、豊かでかけがえのない時間に変える新作家具を発表したアルフレックス ジャパン。家族や友人との時間を大切にしつつ、「個人」でも使える多様性のあるアイテムが目立ちました。
今回ご紹介した新作のほか、柔らかなカーブの三角形が特徴的な〈S.21〉のリビングテーブルに木質天板タイプが、またパトリック・ノルゲ デザインのダイニングテーブル〈IENA〉は天板素材デクトン® に新色BROMO(ダークグリーン)が新登場。〈RODA〉からは、機能的かつスタイリッシュなサンベッド〈SURFER〉や、自然と調和する色合いのラグ〈TINT〉など。人気シリーズのバリエーションが増え、さまざまなニーズに応えてくれます。
ちょっと未来を見据えて、暮らしがもっと豊かになるアイテムを届けたい。そんなアルフレックス ジャパンのメッセージが伝わってくるラインナップでした。
イタリアの洗練を受け継ぎながら、長く快適に使えるオリジナル家具を提案する〈アルフレックス〉をはじめ、イタリアのMolteni&C(モルテーニ)、Dada(ダーダ)、Riva1920(リーヴァ)、RODA(ロダ)5つのブランドを展開。家具は生活の道具と考え、お客様の生活に寄り添い、長く安心して使える家具と、心豊かに暮らすためのライフスタイルを提案している。