オーダーメイドの家具の魅力を知っていますか?
愛用していた家具を新しい住まいに置くと、「なんだか合わない」と思うことがあります。 家具を探しても、気に入ったものが見つからなかったり。ショップで「いいな」と思っても、実際に置くとイメージが違ったり。せっかく素敵な住まいでも、家具が合わないと台無しです。家具がフィットしてはじめて「美しい空間」と言えるのではないでしょうか。
「いい家具がない」となげいている方におすすめしたいのが、オーダーメイドの家具。住まいのテイストや使う人の身体に合わせてつくるため、住まいと身体になじみます。
オーダーメイドで家具を買う。どんな高級家具を手に入れるよりも、ずっと贅沢なことだと思います。
オーダーメイドの家具は、どのような空間にもなじむ
最近、家具販売を行うACTUS(アクタス)が、リノベーション事業をスタートしました。リノベーションから、家具のレイアウト・提供までのサービスを行うそうです。家具屋さんがリノベーションをする。家具とリノベーションの双方に対する消費者のニーズをうかがえます。
また、HALF MOON FURNITURE WORKSHOP(ハーフムーンファニチャーワークショップ)のように、オーダーメイド家具を中心に手掛けている家具屋さんもありますね。どの家具も手づくりで丁寧につくられているため、一生大切にできそうです。
一方、CRAFT(クラフト)のように、リノベーション会社がオーダーメイドの家具をつくるケースも。リノベーション会社がリノベーションした住まいに合わせて棚や収納といった造作家具をつくることならよくありますが、テーブルやソファ、椅子まで手掛けてるケースは、大変めずらしいようです。
そもそも、なぜリノベーション会社のクラフトが家具をつくることにしたか? 理由はシンプル。
お客さまのためだけの、空間になじむ家具が欲しかったからです。
インテリアショップを巡ってイメージにぴったりの家具が見つかればいいけれど、「もう少しシャープなイメージなんだけど」とか「樹種はオークがいいのにな」なんていうこともありますね。
そんなとき、みなさんのなかに”オーダーメイドの家具”という選択肢をご提案しています。
オーダーメイドの家具は、誰の身体にもなじむ
オーダーメイドの家具は、空間や、使う人の体型、ライフスタイルに合わせてひとつひとつオリジナルでつくります。ここで大切にしているのは、デザイン最優先になりすぎないこと。クラフトの家具デザイナーの森本は、家具をつくるとき「まず最初に道具としての役割を考える」と話します。
ダイニングテーブルには、モノを置く。肘をつく。料理を並べる。
ダイニングチェアには、腰掛ける。背もたれにもたれかかる。
テーブルなら、一枚の大きな板が4つの棒に支えられているところをイメージ。そこに、人間工学に基づいてデザインをプラスします。そうして、人間の身体によりそうような優美な曲線が生まれ、自ずと美しい形を成していくそうです。
また家具は、いつも身につける衣服のようなもの。肌に触れることが多いから、着心地にこだわりたい。そのため、厳選した素材の木の風合いを損なわないように加工し、滑らかで美しい肌ざわりに仕上げていくのです。
使う人の好み、身体、そして使う空間やシーンやに合わせて形や素材を選び、手づくりで仕上げていく。オーダーメイドによってこだわりを追求した家具は、まるで仕立てたスーツのように、身体を伸びやかに包み込んでくれるはずです。
オーダーメイドの家具は、語ることから生まれる
クラフトのオーダーメイドの家具は、家具デザイナーと使う人が一緒につくり上げていきます。今のお住まい、もしくはリノベーション空間に合わせて、いつ、どこで、誰が、どのようなシーンで使うか。どのような座り心地、またはデザインを求めているか。家具デザイナーは、さまざまなことを聞き出します。使う人の暮らしを設計すると言ってもいいかもしれません。使う人とのコミュニケーションを通じ、理解と信頼を深めていくことによって、家具のクオリティーが高まるそうです。
生産は国内にこだわっています。クラフトの家具デザイナーが描いた複雑な設計図を、職人さんが微調整を繰り返す。少しずつ形づくられていく繊細なシルエットは、手仕事だから可能なのです。
しっかりとヒアリングを行い、ひとつひとつハンドメイドで仕上げるオーダーメイドの家具。手間と時間がかかるけれど、一生愛着を持って使えます。注文から納期までは1〜2ヶ月。リノベーションと同時に進めるのがよさそうです。
まとめ
リノベーション会社がつくる、オーダーメイドの家具についてご紹介しました。
家族構成やライフスタイルの変化によって、住み替えやリノベーションをする方が増えていますね。しかし、住まいだけでなく、家具や小物も暮らしを支えています。住まいのテイストや暮らしに合わせて家具を新調すると、より居心地のよい空間になるはずです。
もちろん、既製品のなかからぴったりな家具をセレクトするのもよいでしょう。その際は、インテリアコーディネーターや家具屋さん、またはリフォーム会社といったプロに相談し、一緒に選んでもらえば間違いがありません。
冒頭でもお伝えしましたが、ブランドだったり、値段が高ければ”高級な家具”というわけではありません。家具に対して自分の好きなこと、こだわりを追求した家具をつくること。「一生使いたい」と思うような家具をつくること。価値観が多様化した今、自分だけの価値観を追求する。それこそが本物の”高級”と言えるのではないでしょうか。
空間に合わせてオリジナルの家具を製作。クラフトでリノベーションした住まいはもちろん、家具のみのご注文も承っています。お気軽にご相談ください。
リノベーションのcraft HP