シックで洗練された、インダストリアルなインテリア | リノベーションスープ

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シックで洗練された、インダストリアルなインテリア

シックで洗練された、インダストリアルなインテリア
インダストリアルインテリアにリノベーション craft

シックで洗練されたインダストリアルなインテリアをご紹介します。

長らくインダストリアルなインテリアが人気ですが、あまりに雑多すぎて「かえってくつろげなくなった」という声も。

私たちがおススメするのが、上質さにこだわったインダストリアルなインテリア。素材や色を厳選し、無骨さの中にシックで洗練された雰囲気がただよう大人の住まいです。

大人のインダストリアルインテリアとは?

インダストリアル(Industrial)とは、”工業の”という意味です。

たとえば、欧米のロフトアパートメント。古い煉瓦の壁や、コンクリートの天井、むきだしのパイプ。かつて工場や倉庫だった名残をクールに活かしつつ、リノベーションでモダンな空間に生まれ変わっています。

大人のインダストリアルインテリアには以下の+αが必要です。

洗練された上質感
ホテルのような心地よさ

今回は、素敵なインダストリアルインテリアのつくり方をご紹介します。

大人のインダストリアルインテリアをつくる6か条

1_白塗装のアンティーク煉瓦で新鮮に

アンティーク煉瓦をそのまま使う。それももちろんアリですが、ここでは一手間加えれば、より洗練された仕上がりに。

こちらのマンションは、寝室にアンティーク煉瓦を貼り、上からざっくり白く塗装しました。キレイすぎず、ラフすぎず。職人さんが絶妙な加減で塗り上げていきます。

ラフに塗った塗装のすき間からは、すすけたアンティーク煉瓦がちらりと見えます。

ゴツゴツとした煉瓦の無骨さと、白い塗装の洗練さ。思わず触れたくなるような不思議なぬくもりを感じる壁です。

2_塗装の壁で上品に

シックで洗練された、インダストリアルなインテリア
インダストリアルインテリアにリノベーション craft

インダストリアルインテリアといえば、真っ先に浮かぶのがコンクリートの壁と天井です。

こちらは港区にある築22年のマンション。壁と天井の仕上げ材を撤去し、コンクリート躯体をあらわしに。コンクリートは、ヴィンテージワインのように魅力的な経年変化を見せてくれました。

サイドの壁は白く塗装し、ラフさの中に清潔感を感じられるように。壁の仕上げを変えることで、ラフと上品さのバランスをとっていく。これも”大人のインダストリアルインテリア”のポイントです。

リノベーションでは、解体してみないとコンクリートの状態がわかりません。「キレイすぎて雰囲気が出ない」「ボロボロすぎてきたない」ということも。こういう時は補修・加工するなどしてイメージに近づけましょう。

3_黒皮鉄でしなやかな色気を

ロフトアパートメントでよく見かけるのが、スケルトンのスチール階段。実用性重視でつくられているため、どこから見ても頑丈そう。かなり男前な雰囲気ですね。

しかし大人のインダストリアルでは、”しなやかさ””美しさ”意識して階段をつくりましょう。

こちらは、都内のメゾネットマンションのリノベーション実例です。1階と2階をつなげるのは、黒皮鉄で造作したスケルトン階段。黒皮鉄とは表面の酸化皮膜を残した鉄のこと。キズや濃淡、ムラがあらわれ、乾いたようなクールさをつくりだしています。

9mmという厚みの黒皮鉄を、しなやかなシルエットで折り曲げていく。表面に刻まれた表情、華奢でなめらかな造形。素材感と形により、独特の色気がただよっています。

4_メタリック塗装でこなれた感じに

シックで洗練された、インダストリアルなインテリア
インダストリアルインテリアにリノベーション craft

インダストリアルなインテリアに欠かせないのが、メタリックな質感です。

こちらのリノベーションでは、錆びた鉄板のような質感を塗装で表現しました。全体を黒く塗装したうえから、経年した鉄の錆を刷毛やスポンジ、スプレーで描いています。職人さんが時間をかけて錆を描いていく様子は、芸術家さながらです。

吹きさらしで雨風に打たれ、少しずつ錆びていった鉄板のようなリアリティー。真新しさよりも、古びた味わい。職人さんが手仕事で仕上げるため、普通の塗装より手間と時間がかかります。ただクールなだけでなく、手仕事のぬくもりを感じることができるのが塗装の魅力です。

ちょっとこなれた雰囲気が、大人のインダストリアルにぴったりですね。

5_天井のダクトにも美は宿る

よりインダストリアルな雰囲気だすため、天井のダクトをあらわしにする場合があります。

ここで大切なのは配管の美しさにこだわること。

「配管に美しさなんかあるのか」とか言われそうですが、あります。大人のインダストリアルインテリアでは、ディテールにこそだわるべきです。

こちらは、コンクリートあらわしの天井に走る太い配管。整然と美しく配列するために、わざわざ経路を変えました。

ただダクトを出しただけだと雑多になりますが、配列にこだわることでスタイリッシュな印象に。

天井のダクトにさえも、美が宿ります。

6_陰影で5割り増し

最後に、大人のインダストリアルインテリアに欠かせない光と陰のお話です。

蛍光灯なんてもってのほか。ペンダントライトやダウンライトなどで、空間に陰影をつくりましょう。

こちらの階段室も、ライトで陰影をつくっています。コンクリートの階段とアンティーク煉瓦の壁は部分的に照らされて、ぐっと奥行きのある表情に。階段を上がりながら、ドキドキしてしまいます。

バーなんかではみんな5割り増しでよく見えますが、それと同じですね。陰が大きければ大きいほど光の魅力が際立つのです。この法則を活用しない手はありません。

まとめ

シックで上品な大人のインダストリアルインテリアをご紹介しましたが、いかがでしょうか。

・白く塗ったアンティーク煉瓦で洗練
・コンクリートと塗装で上品に
・黒皮鉄で色気
・メタリック塗装でこなれた感
・配管でスタイリッシュに
・陰影で5割増し

というテクニックを意識しながらリノベーションすると、洗練されたインダストリアルインテリアとなるでしょう。カッコよさと、暮らしよさ。大人のインダストリアルインテリアは、どちらもバランスよく取り入れることがポイント。そうした空間には、ホテルのような心地よさがただよってるはずです。

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