一戸建てをリノベーションすることになったご一家。「フランク・ロイド・ライトが設計した“落水荘”のような空間が好き」という言葉からイメージを広げ、空気感を意識しながらプランニングしました。
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場所_ 東京都 戸建て
家族構成_ 夫婦+子ども1人
築年数_ 14年
リフォーム面積_110 ㎡
工期_ 4ヶ月
費用_2390万円
天井にレッドシダーを張り、リラックスした雰囲気
抜けた景色をたのしめることがこちらのお住まいの大きな魅力。そこでテラスに面した窓を全開放サッシに交換しました。内と外がシームレスにつながり、これまで以上に開放感が生まれています。
また特徴的な勾配天井には、レッドシダーの無垢板を貼りました。赤みがかったレッドシダーは一枚いちまいの濃淡や木目が違っており、空間に奥行きを感じさせてくれます。
木の息づかいが聞こえてきそうなほど、無垢の魅力をダイナミックに伝えてくれる天井。窓の外に広がる空とともに、まるで別荘を訪れたようなくつろぎをもたらしています。
ローズウッドのフローリングが続いていく
リビングにはローズウッドをヘリンボーンに張り、重厚なイメージに仕上げました。廊下まで連続させることで、伸びやかな印象を与えています。
サイドのオープン棚とTVボードはオリジナルで造作しました。棚板のボリューム感を調整しながらすっきりと仕上げています。支柱は飛行機のプロペラのような曲線を描き、奥さまの陶芸作品が引き立つように。
木の素材感が伝わるシンプルなデザインです。
ダイニングはミッドセンチュリーの趣
ダイニングには味わいのあるテラコッタタイルを斜めの四半目地に貼り、リズミカルに仕上げています。
壁には深緑のタイルを、その手前のカウンターは木で造作。ミッドセンチュリーをおもわせるような趣と味わいに仕上げました。
タイルは開口部まできちんと貼り込み、壁のボリュームを感じられるように。細部にこだわることで、時代のリアリティを追求しています。
キッチン~パントリー~階段ホール。スムーズな家事動線
カウンターはキッチンの奥へと連続させ、ダイニングとキッチンのつながりを。さらに奥にはパントリーを設け、キッチン~パントリー~階段ホールという、スムーズな家事動線をつくりました。
クールなステンレスキッチンが、手づくりの懐かしさのある空間にクールさと軽やかさをもたらしていることもポイント。
リビングと同一の空間ながらも、床や壁に使う素材を変えてイメージが変わるように。リビングとはまた違った趣でくつろげるようになりました。
こちらの住まいに大きな開放感をもたらしているのは、なんといっても広々としたバルコニーです。
もともとは床がコンクリートで、ほとんど使われていない状態。今回のリノベーションでウッドデッキを張り、居心地のよさをアップ。フェンスにもデッキを張り、ご近所からの目隠しをしています。
アウトドアリビングやセカンドリビングとして過ごせる広いスペース。これからの過ごしやすい季節には、バーベキューやホームパーティーなどがたのしめそうです。
こちら事例のより詳しい情報をご覧になりたい方は、クラフトのHPをご覧ください。プランのこだわり、特徴などをご紹介しています。