お子さまが成長して狭くなったマンションから、広い一戸建てに住み替えたYさん。「子どもたちがたのしく過ごせる家にしたい」という気持ちから、リノベーションがスタートしました。
子ども専用の玄関や、片付けやすい壁面収納、玄関~バスルーム~ダイニングという動線、キッチンカウンター。奥さまの家事をスムーズにする効率的な間取りが、今回の大きなポイントです。
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場所_ 戸建て
家族構成_ 夫婦+子ども3人
築年数_ 23年
リフォーム面積_ 182㎡
工期_ 4ヶ月
費用_-万円
2×4住宅でも、窓と壁を大きく開口。イメージ通りの間取りに
広さは十分なものの『間取りが暮らしに合わない』ということから、レイアウトを大きく変えることに。ツーバイフォー(2×4)住宅ながらも構造計算のもと、壁や窓を大きく開口。明るく見通しのよいLDKに一新しています。
ダイニングには大きな収納を。子どもは自分でお片付け
「子どものノートやぬり絵でダイニングテーブルの半分が埋まってしまう」というのが奥さまのお悩みの1つ。それを解消するために、家族が集まるダイニングに、大きな収納を設けました。
食器やグラス、お子さまのノートや玩具までたっぷり入る収納は、大きな3枚引き戸を採用。黒い木製の格子、半透明の鏡板で目隠しをした建具により、モダンなイメージに仕上げています。
お子さまたちも、自分で片付けるようになったそうです。
子育てのリズムにあわせた回遊性の高いキッチン
キッチンには3人一緒に座ることができるカウンターを。お弁当をつくりながら、朝ごはんを食べさせる。キッチンカウンターの色・素材は、ご愛用のダイニングテーブルに合うようにセレクトしました。
サイドの小さなパントリーにより、食料品のストックや片付けもスムーズになったそうです。
こだわったのは玄関~バスルーム~キッチン〜ダイニングの動線。泥だらけで帰ってきた子どもたちが、そのままさっとシャワーを浴びて、おやつを食べにダイニングへやってくる。お子さまの動きにあわせた間取りを計画しています。
近所のみんなが集まってくる、子ども専用リビング
2階には子ども専用リビングを。大きな開口のオープンスペース。近所の子どもたちが集まって、ハンモックに揺られたり、絵本を読んだりしながら過ごすたのしいキッズスペースとしました。空を想わせる壁の色がさわやかです。
引き戸を閉めれば完全な個室に。一番下のお子さまが大きくなったら、子供部屋として使うことを想定しています。
玄関ホールには〈ブランコ〉と〈ヒミツ基地〉
家のあちこちには子どもの遊び場。その1つが玄関のブランコと小さな隠れ家です。
玄関ホールには、構造上は必要のない化粧梁を設け、ブランコを取り付けました。お子さまの成長にあわせて高さを調整できるようになっています。階段の下には小さな隠れ家。
R(曲線)の開口が、よりヒミツの雰囲気を醸し出しています。
ウッドデッキを張って、リビングとひと続きのセカンドリビングに
テラスにはウッドデッキを貼り、セカンドリビングに。デッキはレッドシダーを白とグレーで塗装。リビングの床と馴染み、空間が続いているような伸びやかさ。アウトドアリビングとしても活用できます。
ウッドデッキはあえて床のレベルを変えて段差をつくり、ベンチの役割も持たせました。ホームパーティーのときには大人も子どもも思い思いの場所に座ってくつろぎます。
目隠しのためのフェンスは、ただやみくもに高さを出すのではなく、隣家のフェンスと高さをそろえたこともポイントです。家事の合間にテラスに腰かけて、お子さまを見守る奥さまの笑顔がとても印象的でした。
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