築25年のご実家に住み替えることになったTさんご夫婦。
大手ハウスメーカーによる鉄骨造の一戸建ては、広さは充分なものの間取りが細かく区切られており、室内は暗い印象。
また、無難で個性のないデザインもご夫婦の好みではありませんでした。
「開放的なLDKと吹き抜けが欲しい」というご希望をもとにリノベーション。
スケルトン階段が印象的な、ゆったりとした間取りの住まいに生まれ変わりました。
data
場所_ 東京都 三鷹市
家族構成_ 夫婦
築年数_ 25年
リフォーム面積_ 140㎡
工期_ 5ヶ月
費用_ 2700万円
光と開放感あふれる吹き抜け
既存の建物を丁寧に検証すると、梁を補強すれば吹き抜けが実現できることが分かりました。
1階の天井を大胆に撤去することで、2階の窓からの採光と開放感が実現。
また、吹き抜けによって起こりがちな冷暖房効率の低下にも配慮し、天井へ断熱材を充填・窓のペアガラス交換によって断熱性能をアップ。
LDKのフローリングには床暖房対応のオーク材を採用し、実用性とデザイン性を両立しています。
スケルトン階段が印象的なリビング
このリノベーションの大きなテーマは、大きな吹き抜けをつくること。
そこで階段を大きく移動してリビングに取りこみました。
スケルトン階段の向こうに見えるのは、リズムよく並べた柱が印象的な玄関ホール。
壁にFIXガラスを採用することで、空間に繋がりを持たせています。
開放的なダイニング・キッチン
既存の独立タイプからフルフラットのオープンキッチンへ。
ダイニングエリアも梁を補強することで吹き抜けを実現しました。
既存の柱を生かしたデスクカウンターは、ダイニングとリビングをゆるやかに区切る役割も果たしています。
無駄のない空間に映えるギャラリースペース
吹き抜けに面した2階の廊下は、ギャラリースペース。
無駄のないシンプルな空間に、ご主人さまが趣味で撮影した写真が映えます。
1階リビングのソファに座って見上げられるよう、手すりの支柱を減らし、視線を遮りにくくしています。
空間のつながりを感じさせるエントランス
玄関から吹き抜けまでをひとつながりの空間と考え、ホールを大きく広げました。
外のアルコープと同じ色合いに揃えた床タイルと、玄関ドア横に入れた一列のガラスブロックから差し込む光が、屋外の空間が室内に続くイメージをもたらしています。
この事例のもっと詳しい情報をご覧になりたい方はクラフトのHPをご覧ください。プランのこだわり、特徴などをご紹介しています。