リノベーションを前提に中古のタワーマンションを購入したHさん。
ヴィンテージ素材を用いた趣のある空間と、大きなリビングと書斎のあるゆったりとした間取りがご希望でした。
そこで、アンティーク煉瓦やエイジング加工の無垢材など、素材感にこだることでモダンとヴィンテージのミックスを実現。また、各スペースにつながりを持たせて、大きなワンルームのような空間に生まれ変わりました。
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場所_ 東京都
家族構成_ 本人
築年数_ 7年
リフォーム面積_ 68.7㎡
工期_ 2.5ヶ月
費用_ -万円
書斎とゆるやかにつながるリビング
リビングの下がり天井には床材と同じエイジング加工の無垢材を使用し、書斎までつなげることで空間につながりを持たせています。
正面は書斎を囲む壁で、職人の手作業による特殊塗装が印象的。
吹きさらしの鉄板のような煤けや錆を、刷毛やスプレーで丁寧に描き込んでいます。リアルな経年変化を感じさせる仕上がりです。
素材の質感が趣を感じさせるキッチン
既存のキッチンキャビネットは天板や側面にステンレスパネルを貼り付け、スタイリッシュに生まれ変わりました。
玄関から続く壁にはアンティーク煉瓦を貼っています。
その重厚な存在感は古い工場の柱のよう。
エイジング加工を施したフローリングは、木目や節が表情を見せる無垢のボルドーパイン材。
素材それぞれの個性が空間に趣を作り出しています。
寝室とリビングをつなぐ洗面室
入浴しながら都会の夜景を楽しめるよう、浴室の湯船は窓と並行に配置。
浴室前の洗面室は、LDKとベッドルームの間を通り抜ける廊下を兼ねた、スペースに無駄のない配置です。
オープンに使用することも、必要に応じて引き戸で間仕切りすることもできます。
白く塗装したアンティーク煉瓦が印象的なベッドルーム
ベッドルームの広い壁には、白く塗装したアンティーク煉瓦を貼っています。
あえて下地の煉瓦の表情を残すように塗ったラフな質感は、まるで海外のロフトアパートメントのよう。
明るく塗装したことで印象が重くなりすぎず、素材の趣を感じられる空間です。
ロフトの下はベッドルームと直結したWIC
天井が高くバランスの悪かったベッドルームには、ロフトを新設することで空間にリズムを生み出しました。
ロフトの下部はWIC(ウォークイン・クローゼット)で、正面に全身が映るミラーを配置しています。
ベッドルームから直接出入りできる動線は、毎日の身支度に便利です。
壁のニッチには古材風の棚を設け、眼鏡と時計専用のディスプレイ収納に。
LDKとつながりを持たせた書斎
LDKに隣接する書斎は壁の上部に隙間を設けています。
天井をリビングと同じエイジング加工の無垢材でつなげることで、空間が伸びやかな印象に。
焼付け塗装の鉄板をデスク正面の壁に配置しており、マグネットでメモを貼るのにも便利です。
特殊塗装の壁に囲まれた書斎は、引き戸を閉めると鉄の塊のような存在感を放ちます。
この事例のもっと詳しい情報をご覧になりたい方はクラフトのHPをご覧ください。プランのこだわり、特徴などをご紹介しています。