「中古の家を買うタイミングは今！」の５つの理由～2016年～ | リノベーションスープ

中古のマンション・一戸建てがたくさん売れています。

消費者に『2016年度は家の買い時だと思うか』というアンケートをとったところ、「買い時だと思う」と答えた人が61.9％もいるそうです。（住宅金融支援機構調べ）

そのわけは

これから消費税が引き上げられること
いま住宅ローンの金利が低いこと

の２つです。これから、「2016年が家を買うタイミングだ」という根拠についてご説明します。

最近、新聞やネットニュースで「住宅ローン金利が過去最低に」なんて騒がれているのを耳にしたことがあるのではないでしょうか。どうしてそこまで住宅ローン金利が下がったかはご存知ですか？

2016年の1月末、日銀のゼロ金利対策が採用されました。これによっていわゆるマイナス金利になったのです。

さらに6月のイギリスのEU離脱、日銀の金融緩和。こうして長期金利だけでなく、20年30年の国債金利まで低下。それによって住宅ローンもぐぐっと低下。今年の8月、史上初の最低金利となりました。

中古物件も住宅ローンの借り入れができるため、リノベーションを前提に物件を購入する方にもメリットがあります。こうしたことから、「家を買うなら今がベストタイミング」と言われているのです。

今が家を買うタイミングだという理由の１つに、税制の緩和もあります。

2019年10月には、消費税が10％に引き上げられることになっています。その前後、みなさんの財布の紐がぎゅっと硬くなるでしょう。「家なんて買うタイミングじゃないでしょ」なんて方も増えると思います。しかし、モノが売れないと、景気が低迷します。

そこで国の景気対策として、住宅ローン減税が2019年6月30日まで延長されました。さらに贈与税の非課税措置も2019年6月30日まで延長、非課税枠は最大3000万円に。消費税は上がるけど、家を買うなら今がお得だということです。

くわしくは国税局のHPをご覧ください。

2016年に入って、建築費が上がっています。オリンピックの建設などで建設業界は慢性的な人手不足。それが建築費に反映されているためです。

都心では、新築のマンションや一戸建が高騰。一時期は中古物件も新築に引っ張られて高騰していましたが、ストックが増えたことにより価格帯も落ち着きつつあります。

新築よりも手頃感のある中古物件が注目されているのは、そのためです。

「素敵なんだけど、駅からちょっと遠いのよね～」なんて理由で、マンション購入を躊躇してしまった経験はありませんか？

マンションでも一戸建てでも、よい立地から順番に建てられています。デベロッパーが駅近くの大規模マンション開発、高台の住宅街など、売れそうな場所から建てていくのは当然です。
後から建てるとなると、その隙間を縫って…ということになりますね。つまり、中古物件のほうが新築よりもよい場所にある確立が高い。

「窓から海が見える」
「代々木公園に歩いていける」
「勤務先の大手町まで30分」

などご希望のエリア・立地に住まいを手に入れやすいのは、中古物件です。2016年上半期の中古マンションの新規登録数は、統計以来過去最大。 今年は中古のタワーマンションの供給量も過去最大になっているそうです。なんだか期待ができますね。

「もし中古物件に欠陥があったらどうするの？」

という声もあるようです。たしかに中古物件を買うときは、心配があるかもしれません。構造躯体の状態、耐震性、メンテナンス状態などなど。

こうした消費者の不安を払拭するために生まれたのが、ホームインスペクションです。物件を購入する前に、外壁のクラック・水漏れ・土台や柱の状態といった建物のコンディションをプロが細かくチェックします。調査結果を買い手に正確に伝えます。いくら見た目がよくても、ウソはつけません。

大手仲介業者のなかには、取り扱い物件の全てにホームインスペクションを行うところもあいります。クラフトのようなリノベーション会社も、施工前に無料でホームインスペクションを行っています。

住まいのコンディションをしっかりと把握して、納得できたら買う。安心して中古物件を買える時代です。

「中古の家を買うタイミングは今」という５つの理由についてご紹介しました。

〈1〉今年の８月に住宅ローン金利が過去最低になったから
〈2〉税制が緩和されているから
〈3〉新築よりもお得感があるから
〈4〉人気エリアで新築を買うのが難しくなっているから
〈5〉中古物件を安心して買えるようになったから

昨年から物件価格の高騰により、買いたくても買えなくてウズウズしていた方も多いのではないでしょうか。2016年の上半期は、中古の一戸建て・戸建てともに成約数が回復しています。

家を買うタイミングはご家庭の事情によってそれぞれと思いますが、「今買っても損ではない」ということは言えそうですね。