〈イベントレポート〉暮らしに溶けこむ坐禅会@青山モデルルーム | リノベーションスープ

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〈イベントレポート〉暮らしに溶けこむ坐禅会@青山モデルルーム

10/14(日)、クラフト青山モデルルームにて坐禅会を開催しました。

まだひとけの少ない日曜日の表参道。骨董通りから一本入った静かな住宅街にある青山モデルルームに、ぽつぽつとみなさんが集まってきました。

朝のやわらかな日差しを感じながら、気持ちのよい一日のスタートです。

坐禅をご指導くださったのは曹洞宗の僧侶・君島真実さん。
〈『禅』に救われた僧侶・君島真実さんにインタビュー〉の記事をご覧ください)

普段は那須塩原市・高林寺の副住職で、この日のためにはるばるお越しくださいました。

まずは坐禅の心構え。

君島さんが「坐禅にどういうイメージをお持ちですか?」と聞くと、みなさん口々に「厳しそう」「無にならないとダメ」「お寺でやるもの」とおっしゃいます。

しかし今回のテーマは「日常でできる坐禅」。どのご心配も当てはまりません。

君島さんは「身体も心もぐにゃぐにゃにして、力をぬいていきましょう」と、私たちの坐禅に対するイメージを払拭するところからはじめました。

ちなみに青山モデルルームの床はヨーロピアンオークのスプーンカットなので、床座でも、まるで畳の上にいるようにやわらかく感じられます。

突然「はい、みなさんお立ちください」と君島さん。まずは身体をほぐしていきます。首をまわして肩をまわして、坐禅というよりストレッチ教室のようです。ふだんPCでオフィスワークをしていると、首や肩がガチガチになっていますよね。

身体がしっかりほぐれたら、坐禅スタート。

坐蒲(坐禅用の座布団)に座って手と脚を軽く組み、身体を左右にゆらゆら揺らします。つぎに静止し、鐘の音が鳴ると自分の呼吸やまわりの音に静かに耳を澄ませます。

なにを思っても、考えてもいい。ただ、あるがままにしているだけ。

するとちょっとウトウトとして、眠くなってきました。(寝ても背中を打たれることはありません。「今日は棒を置いてきました(笑)」と君島さん)

君島さんによると、「眠くなってくるのは坐禅がうまくいった証拠」だそう。

坐禅には心を平坦にして、いつもの自分の状態に戻してくれる役割があるので、リラックスして眠くなってしまうのは当然。むしろ眠くなるほうがよいそうです。

このあとは、歩く坐禅も教えてくださいました。みんなで輪になって、ひと呼吸するごとに半歩進みます。いつものクセでついつい大股で歩きたくなるのをぐっとガマン。ただ呼吸をして歩くだけなのに、不思議と心が安まります。

坐禅の時間はほんの10分。にもかかわらず、みなさんの顔をみると満ち足りた表情に。こんな短時間で豊かな気持ちになるのなら、「毎日やりたいな」と思いました。

その後は、テーブルに座ってお茶を飲みながら、君島さんといろいろなことを語り合いました。

〈坐禅〉というと、静寂なお寺で…というイメージがありますが、場所は関係ありません。自分が『心地よい』と感じる場所なら、寝室でも山の頂上でも、トイレでもできるのです。

とはいえ今回の坐禅会は、みなさまから「居心地がいい!」とご好評いただいている青山モデルルームで開催しました。無垢のフローリングや珪藻土の壁、そして心地よい自然光を感じながら、とっておきの時間を過ごしていただけたのではないでしょうか。(自由見学会も行っています。詳しくはこちらから)

リノベーションスープでは、これからもさまざまなイベントを企画します。ご興味がありましたら、ぜひご参加ください。

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