美しきルーバー使い。窓や天井にぬくもりを添える | リノベーションスープ

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美しきルーバー使い。窓や天井にぬくもりを添える

ルーバーを使ってリノベーションcraft

ルーバーとは、羽板を平行に並べたもの。羽板の角度を調整し、光・風・視線を通したり、遮ったりするのに使用します。その実用性の高さから住まいに多く取り入れられています。

しかし、ルーバーの本当のよさはデザイン性にこそあると思います。ルーバーの醸し出すやわらかさ・ぬくもりは何とも言えない魅力です。ルーバーをデザインのアクセントとした”ルーバー建築”と呼ばれる建築もあるほどです。

今回はルーバーを使ったリノベーション事例を紹介します。美しいルーバー使いに、ぜひご注目ください。

ルーバーを窓に。目隠ししながら光と風を

クラフト自由が丘モデルルーム

ルーバーの一番のメリットは、視線を遮りながら光と風を通すこと。

カーテンの代わりに可動式のルーバーを取り付けるケースもあります。直射日光や雨風の強さにあわせて、お好きな角度で羽板を調整できるためとても便利です。

こちらの事例のように、窓の内側に木のルーバーを付ると空間のイメージががらりと変わります。木のぬくもりが趣を添えて、なつかしいような雰囲気に。ルーバーは窓のリフォームが難しいマンションにも取り付けることが可能。窓のイメージを大きく変えたい時におすすめの方法です。

ルーバーを天井に。梁を隠してデザイン性を

クラフト青山モデルルーム

マンションでよく見る、梁による天井の凹凸。ガタガタとしたイメージはあまり美しいとは言えませんね。そういう時は、木のルーバーで凹凸を目隠しする方法があります。ルーバーなら凹凸を隠すだけでなく、シンプルな空間にあたたかいイメージを与える効果も。

さらに、ルーバーの内側に間接照明を仕込むのもよいでしょう。天井に奥行きが生まれます。またこちらの事例のように、隣の玄関ホールまで連続させ、より伸びやかなイメージをつくる方法も。

”目隠し”という役割を飛び越え、インテリアの一部になるようなルーバー。アイデア次第でワンランク上のインテリアに仕上げることが可能です。

ルーバーの扉。隣室とのつながりを感じるように

”バリのリゾートホテルのような雰囲気”がコンセプト。そこで、家全体にゆったりとした光と風が巡るようにリノベーションを計画しました。

寝室の扉は、木のルーバーを使用しています。扉を閉めた状態でも隣室とのつながりを感じ、開放感が。さらにルーバーの隙間から光と風が流れ込み、エキゾチックな印象を与えます。

もちろんルーバーの角度は調整可能です。寒い季節はしっかりと間仕切りし、夏はゆるやかに仕切る。ルーバーの扉は使い勝手も抜群。湿気の溜りやすいパントリーやWIC(ウォークインクロゼット)にもおすすめです。

ルーバーを階段に。転落防止と軽やかさ

スケルトン階段のような軽やかさに憧れるけれど、「子どもが落ちたら危ない」「高齢になったときが心配」という声を聞くことがあります。

そんな時は、階段のサイドにルーバーを取り付けてみてはいかがでしょう。ルーバーのピッチが狭いので、小さなお子さまも安心。かつスケルトン階段の軽やかさをしっかりキープしています。壁がないため、2階の窓から注ぐ光が玄関まで届くことも大きなポイントです。

木のルーバーなら、安全性とデザイン性を両立させてくれます。

ルーバーをエアコンに。インテリアに馴染ませる

インテリアの邪魔をするのがエアコン。エアコンによる壁の凹凸や機器の存在感は、できれば目立たないようにしたいもの。そんなtきに取り入れたいのがルーバーです。

こちらの事例は、エアコンを囲むようにルーバーを造作。デスクカウンターの幅に合わせ、右側にルーバー扉の収納を設けてバランスをとりました。エアコンの存在を感じさせない、すっきりとしたシンプルモダンな空間の誕生です。

「あのエアコンがなければすっきりするのに…」とお悩みの方は、ルーバーでエアコンを隠すという方法もおすすめです。

まとめ

ルーバーを使ったリノベーション事例をご紹介しました。

・窓に木製ルーバーを取り付けて、落ち着いた趣を。

・天井にルーバーを取り付けて、空間をフラットに、伸びやかに。

・ルーバーの扉で気配を伝え、エキゾチックに。

・ルーバーを階段に取り付け、転落防止と軽やかさを。

・エアコンをルーバーで目隠しし、すっきりとした空間に。

ルーバーはただ目隠し・遮光の役割があるのではなく、住まいに美しさやぬくもりを与えてくれます。デメリットをメリットに変えるルーバー。ぜひリノベーションで取り入れてみてください。

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