木の家リノベーションで、モダンにあたたかく | リノベーションスープ

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木の家リノベーションで、モダンにあたたかく

木の家リノベーションで、モダンにあたたかく
シックな木の家にリノベーションするならcraft

寒くなると木の質感が恋しくなりませんか? どっしりとした無垢のフローリング、経年の風合いを感じさせる柱や梁など。見た目も手ざわりもとてもあたたかく、ほっとします。

ただし、木を使う場所やボリュームによっては、野暮ったくなってしまうこともあるため注意が必要です。リノベーションするなら、モダンな雰囲気にしたい。でも、木のぬくもりも捨てがたい。そんなこだわりの強いお施主さまも納得の、モダンな木の家リノベーション。

今回は、そんなモダンな木の家にリノベーションするコツを、実例とともにご紹介します。

シンプルモダンな木の家

もともと、木をたっぷり使ったお住まいでした。しかし木目が強く、明るい色合いの木が多用され、まさにログハウス状態。

お施主さまは「うーん。なんか違うな~」と感じていたそうです。ただし、木の家の落ち着いた雰囲気はとても気に入っていたのだとか。

今回のリノベーションでも木をたくさん使っています。しかし、これまでと違うのは、樹種や使う場所、ボリューム。

ミャンマーチークの無垢フローリングに合わせ、家具はすっきりとした柾目(真っ直ぐな木目)のチークでオリジナルで造作。

吹き抜けに面した中2階下の天井と側面にチークを張り、木のボードのオブジェがリビングに浮かび上がるような印象です。既存の木の手すりはスチールとガラスに変更し、スタイリッシュな雰囲気に。

木目やボリュームにこだわり、ガラスやスチールを組み合わせ、モダンな木の家にリノベーションしました。

シックでモダンな大人の木の家

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木の質感をこよなく愛するご夫婦のリノベーションです。

もともとは、ハウスメーカーによるありきたりなデザインの住まいでした。ちょっと部屋数も多かったとか。しかし、「これからは2人でゆったりとした暮らしをたのしみたい」とリノベーションを決意。

主に使用したのはサペリという樹種。ご覧のように上品な赤褐色で、うねるように流れる木目が印象的です。ドアやニッチのある壁、化粧柱は、すべてサペリで統一。しかし、それだけではウッディーになりすぎてしまう心配が…。木の存在感が強すぎる木の家は、大人のご夫婦のライフスタイルに合いそうにありません。

そこで、階段のささらや手すり、アクセントクロスは黒で統一。木の質感が豊かなぬくもりのなかに、クールな印象をプラスしています。また、階段の奥はFIXガラスの間仕切り。視線を通すことでリビングに伸びやかさをもたらしています。同時に、玄関の黒いタイルが木の家をぐっと引き締める効果も。

お酒と趣味をたのしみながら、落ち着いて過ごせそうなシックな木の家に生まれ変わりました。

さわやかでモダンな木の家

床に、肌ざわりのやさしく明るいパイン材のフローリングを張った木の家です。ただし、パイン材はカジュアルなイメージで、なおかつインパクトが強い樹種。すっきりとモダンに見せるには、ちょっとした工夫が必要でした。

階段室とLDKの間は、壁ではなく、FIXガラスで間仕切り。視線を通すことで空間につながりが生まれ、広々とした印象となっています。正面の飾り棚は、ダイニングのTVボードがガラスを突き抜けてせり出すようで、モダンアートのような印象です。

右手の柱は黒板塗装。アクセントとして黒を取り入れ、ナチュラルすぎるパインの木の家にクール感をプラスしました。

シンプルなシルエットと納まりの美しさにこだわることで、モダンな木の家に生まれ変わりました。

オリジナルの家具で、木の家をつくる

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部分的に木の空間をつくることで、木の家らしい落ち着きをつくりつつ、空間をゾーニングしています。

キッチンとダイニングテーブル、デスクカウンター、収納が一体のオリジナル家具。重厚感がたっぷりで、LDKで大きな存在感を放っています。使用したのは素朴で品のあるウォールナット。白いタイルの床に、うつくしい木目が映えますね。

大きなLDKのなかで、木に囲まれたダイニングは独立した印象。書斎のように重厚でこもったような雰囲気があるため、持ち帰った仕事も、ここで十分こなせそうです。そのほかにも、お子さまが宿題をしたり、読書をしたり、コーヒーを飲んだり。使い勝手のよい、モダンな木の家が誕生しました。

まとめ

木を使っただけでは、「あたたかいけど野暮ったい」印象になりかねません。それを避けるには、今回のように、樹種や木のボリューム、バランス、他の素材との組み合わせをしっかりと検討すること。

たとえば、「木のぬくもりある家にしたいな。でも上質な雰囲気も欲しい」と思ったら、”木の家”にどのようなテイストをプラスしていくかを考えてみましょう。

木の家×ホテルライク(リゾート系やモダン系など細かくわけてもOK)
木の家×ラフ(古材やヴィンテージ加工の木を使って無骨にラフに)
木の家×西海岸(潮風で経年したような雰囲気もいいですね)
木の家×ヴィンテージ(チークやウォールナットなど素朴な樹種を使いましょう)
木の家×クラシカル(ヘリンボーンなど、フローリングの張り方にこだわるのもアリ)

このように、木の家とテイストの組み合わせは無限にあります。リノベーションをお考えの方は、まずはデザイン実例などを見ながら、理想的な木の家をイメージしてみてはいかがでしょうか。

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