住宅ローンでリフォーム費用を借りれば、おトク? | リノベーションスープ

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住宅ローンでリフォーム費用を借りれば、おトク?

リノベーションのcraft

リフォームをするとき、リフォームローンで借り入れをご検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、リフォームローンよりも、住宅ローンを使ってリフォームをしたほうが、断然お得になります。

第一に、住宅ローンのほうが金利が低い。それに借り入れ可能額も大きいし、長期的な借り入れが可能です。大規模なリフォームで予算が大きい場合は、住宅ローンの方がお得だと思いませんか?

それでは、〈住宅ローン〉でリフォームをする方法と、そのメリットをご紹介したいと思います。

住宅ローンのABC

〈住宅ローン〉と〈リフォームローン〉はどう違う?

まずは、リフォームローンと住宅ローンを比べてみましょう。

〈リフォームローン〉
・無担保
・金利が高い
・借り入れ期間が短い(最長で10年まで)
・借り入れ可能額が少ない(~500万円)

〈住宅ローン〉
・有担保
・金利が低い
・借り入れ期間が長い(最長で35年まで)
・借り入れ可能額が多い(~5000万円)

こうして比べてみると、リフォームローンのほうが無担保で借り入れはしやすいものの、500万円くらいまでしか借り入れることができません。これに対し、住宅ローンは最大5000万円は低金利で長期的に借り入れることができます。これまで「住宅ローンは審査が遅い」なんて言われていましたが、最近は申請後3~5日で審査が下りるようになっていますしね。

間取り変更をともなうフルリフォームをご希望の場合、リフォーム費用が1000万円超えるケースがあります。そんなときは、住宅ローンでリフォーム費用を借りたほうがお得です。

「住宅ローンでリフォーム費用を借りられるの?」と思った方こそ、こうしてお話がいがあるというもの。これからゆっくりとご説明します。
 

〈物件購入費用+リフォーム費用〉の一括借り入れがコツ

築浅の中古のマンションを購入したAさん。そのまま暮らしていましたが、「やっぱり、間取りもデザインも暮らしに合わない」とリフォームを決意。B銀行に住宅ローンの借り入れを申し込むと、先に借り入れた住宅ローンのせいで返済余力がないとみなされ、と断られてしまったとか。他の金融機関をあたってみましたが、応えは「ノー」。仕方なく、リフォームの範囲を狭くし、金利が高いリフォームローンを借りることにしたそうです。

では、Aさんはどうすればよかったのでしょうか?

中古マンションの費用とリフォーム費用を、一括で住宅ローンを申請すべきでした。そのためには、中古マンションの購入を考えた時点でリフォーム会社に相談し、〈物件購入費用+リフォーム費用〉の総額を算出する必要がありますね。

「こんなに一気にやるの? 大変そうだな…」と思うかもしれませんが、このときのリフォーム費用は概算でOKです。ちょっと短期間で忙しくなりますが、抵当権の設定は一度で住むため、結果的には楽です。何より住宅ローンの金利を考えると、ぜひやっておきたいものです。

〈物件購入費用+リフォーム費用〉をまとめて借り入れできる銀行は限られています。代表的なのがみずほ銀行と、りそな銀行です。ただし、これらの金融機関と提携している不動産屋さんか、リフォーム会社を通す必要があります。

固定金利で、最大35年まで借り入れることができる住宅ローン。ムリのない返済計画を立てられます。リフォーム瑕疵保険への加入が必須なため、安心です。
 
フラット35

住宅ローン減税も適用される

中古を買ってリフォームするとき、ぜひ活用したいのが住宅ローン減税です。

住宅ローンでリフォーム費用を借り入れた場合、住宅ローン減税を申請すれば、所得税の一部が控除されます。「住宅ローン減税は物件購入だけ」と思われがちですが、実はリフォーム費用にも適用されるのです。

しかも、住宅ローンで借り入れたリフォーム費用が多ければ多いほど、控除額も大きくなります。フルリフォームをした方は、ぜひ使いましょう。ただし適用条件がありますので、国税庁のHPで確認してください。
 

ローンの借り換えでリフォーム費用をつくってみよう

「そろそろリフォームしたいけど、新築時の住宅ローンが残ってるからキツいな…」なんていう方はいらっしゃいませんか? でも大丈夫です。最近の住宅ローンの固定金利は、1.5%前後(銀行によっては0.6%代のところもあり)、変動金利は0.5%前後をウロウロしています。そのため、ローンの借り換えにより、リフォーム費用を捻出できることもあるのです。

ここで「固定金利と変動金利はどちらがいいのか?」という疑問がでてきますよね。それは、借り入れる方の返済計画によります。固定金利はずっとその金利で返済できるので、多少パーセンテージが高くても「景気に左右されて急激に上がる」というリスクはありません。

一方で変動金利は、今はパーセンテージが低いけれど、景気によっては今後上がって行くかもしれない。つまり、短期間で返済する自信がなく、「いつまで共働きかわからない」「しばらく子供にお金がかかる」という場合は、固定金利にしたほうがよさそうです。

いずれにしても、これまで3%の固定金利で借りていた方は、低金利のローンへの借り換えによって月々の支払額が減り、リフォーム費用を捻出できるケースもあります。新たにリフォーム費用を借り入れたとしても、月々の支払い金額はそれほど増えないはずです。「ローンが残ってるからリフォームできない」と言う方は、ぜひ借り換えを検討してみましょう。リフォームのご予定がない方も、あらためてローンを見直してみてはいかがでしょうか。

まとめ

同じ金額を借り入れるのであっても、リフォームローンより、住宅ローンのほうが断然お得なことをおわかりいただけましたでしょうか。

先述したように、住宅ローンでリフォーム費用を借り入れるために大切なのは「タイミング」です。これを逃すと、住宅ローンの審査が下りない場合があります。

中古を買ってリフォームをお考えの方は、できれば中古物件購入とリフォームを同時に検討し、〈中古物件費用+リフォーム費用〉を住宅ローンで一括で借り入れましょう。ここまで読んでもイマイチ分からなかった方は、最初からもう一回リフォーム会社に聞いちゃいましょう。読むより聞くほうが断然わかりやすいです、ほんとの話。

ワンストップリノベーションなら、物件購入前に大まかなリフォーム費用がわかります。〈中古物件費用+リフォーム費用〉を住宅ローンでまとめて借りることが可能。
 
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