リフォームプランを考える際、キッチンや居室などに比べて、廊下はつい後回しになってしまうことも多いのではないでしょうか。
しかし廊下は、居室の広さや、生活動線にも大きく影響してくる空間です。
それではどのようなポイントを抑えておくべきなのでしょうか?廊下リフォームの事例とともにご紹介していきます。
廊下を短縮してLDKを拡大
廊下の一部を居室に取り込むことで、空間にゆとりが生まれます。
ファミリー向けの間取りから、夫婦お二人で暮らしやすい住まいへ変更した事例です。細かく区切られていたLD・キッチン・洋室・廊下をひとつに統合することで、25帖もの大きなLDKに。既存の独立キッチンはリビングを臨む対面型へ変更し、さらに隣接する居室と繋げました。また、廊下を短縮するかたちで、一部をLDKに取り込んでいます。
窓の外に広がるとびきりの眺望は、タワーマンションの角部屋ならでは。広々としたLDKから、圧倒的な開放感を楽しめるお住まいになりました。
廊下を居室に取り込んで生活動線を短縮
廊下の配置変更により、効率の良い生活動線を実現した事例です。
リフォームを前提にご購入した中古マンション。収納不足や無駄なスペースを解消するため、間取りの大幅な見直しを実施することに。
玄関から続く廊下が占めていた住まいの中心には、大きなクローゼットを配置しました。扉が裏表から開閉可能のため、クローゼットの周りを回遊するように使用することが可能です。また、寝室の一部を廊下と兼ねることで、生活スペースをより広くしています。生活動線に無駄のない、機能的な住まいに生まれ変わりました。
廊下の幅を拡大して伸びやかに
狭い廊下の幅を広げて、空間にゆとりを設けた事例です。
建物の構造上、大きな間取り変更が難しかったため、レイアウトの工夫により住まいを一新することに。既存の廊下は、玄関ホールから先が狭くなる構造でした。
そこで、水回りと収納の配置を変更して壁をフラットに揃え、廊下の幅をゆったりと広げています。壁にはニッチを設け、コレクションを飾ればギャラリーのような雰囲気です。
タイルを使って余白のスペースに
素材と光が織りなす陰影が美しい、ミニマルな廊下の事例です。
「無機質」をテーマに、お住まい全体をシンプルで洗練された空間にリフォームしました。既存の廊下の一部をLDKに取り込み、空間を拡大しています。
余計なものは何もない白い廊下ですが、光が柔らかく反射するタイルと壁の陰影の見せる豊かな表情が印象的です。ダウンライトを中心よりも左側に配置したことで、より光の存在が際立ちます。ガラスドアを採用したことで視線が奥まで届き、広がりを感じさせる空間になりました。
まとめ
廊下リフォームのポイントを事例とともにご紹介しました。
・廊下の一部を居室に取り込んで広くする
・必要に応じて廊下の配置を変え、無駄のない生活動線に
・廊下の幅を広げ、明るく伸びやかな空間に
・素材や光にこだわって美しい廊下にする
廊下の配置を工夫することで、空間の無駄を解消して居室を広くしたり、生活動線を改善したりことができます。ライフスタイルに合わせたプランニングによって、暮らしやすい住まいにリフォームしましょう。
フルリノベーションの専門会社、craftの公式サイトです。廊下リフォームのご参考に、豊富な施工事例をご覧ください。