家で過ごす時間が長くなったことで、運動不足になっていませんか?
外出自粛期間に「コロナ太り」してしまった人は少なくないようです。
運動不足は体重増加以外にも、体調不良の原因になります。自宅で気軽に取り組めるストレッチや体操のポイントを確認してみましょう。また、運動しやすい環境を整えた住まいのリノベーション事例をご紹介します。
約6割が体験した、コロナ太りとは?
多くの人がステイホームに取り組むなか「コロナ太り」という言葉が注目を集めるようになりました。自宅待機による運動不足、スポーツジムの休業、ストレスによる食べすぎなどが原因と考えられます。株式会社リンクアンドコミュニケーションの調査によると、緊急事態宣言が発令されていた2020年5月時点で「同年1月よりも体重が増加した」と回答した人は57%にものぼったそうです。
運動不足は健康への影響も
運動不足による身体活動量の低下は、体重の増加だけでなく便秘をはじめとした体調不良の原因です。ひいては糖尿病や心臓病といった生活習慣病のリスクが高まることも分かっています。
コロナ太り対策と運動不足の解消方法
多くの人が自宅で過ごす時間が長くなり、ランニングシューズ・フィットネスグッズ・自転車などは例年以上の売上を記録。運動不足やコロナ太りを実感した人が多いことが分かります。
5月下旬には全国で緊急事態宣言が解除されましたが、コロナウイルスの収束にはまだまだ時間が掛かりそうです(2020年7月現在)。これまでの常識や価値観は揺さぶられ「アフターコロナは世界が変わる」「以前と完全に同じ生活には戻れない」と言われています。今後はどのように運動やスポーツに取り組むべきなのでしょうか。
屋外で運動不足解消【散歩・ランニング】
緊急事態宣言の発令中も、健康維持のための散歩やランニングは外出自粛の対象外であったため、マスクをしながら運動をする人の姿が多く見られました。ただし気温が上昇する時季は、熱中症に注意したいもの。日本臨床スポーツ医学会・日本臨床運動療法学会は、屋外で運動中のマスク着用は熱中症や呼吸不全のリスクを高めると注意喚起しています。人との間に十分な距離を保ったうえで、マスクを外して運動に取り組みましょう。
おうちで運動不足解消【ヨガ・ストレッチ・ラジオ体操】
厚生労働省が発表した「新しい生活様式」では、自宅での運動を推奨しています。空いた時間に気軽に取り組むことができ、熱中症のリスクも低いです。スポーツジムやヨガ教室なども、パソコンやスマホを使用したオンライントレーニング対応にシフトしています。アスリートやトレーナーが公開しているフィットネス動画を活用するのもおすすめ。住まいをリノベーションして、運動がしやすい環境を整えるという選択肢もあります。
運動不足を解消できるリノベーション事例1
ヨガやバレエがご趣味の奥さま用に、バレエスタジオのような居室を設けた事例です。一面の壁を鏡張りとし、奥さまの身長に合わせたレッスンバーを設置しました。すぐ隣にはウッドデッキのテラスを新設。開放的な空間で自然光と風を感じながらヨガを楽しむこともできます。
運動不足を解消できるリノベーション事例2
子ども部屋にアスレチック設備を設けたリノベーション事例です。壁にはホールドを設置してボルダリングやクライミングを楽しめるように。天井には雲梯(うんてい)と、サンドバック用のフックを設置しています。負荷に耐えられるよう、壁と天井に補強工事を施しました。
運動不足を解消できるリノベーション事例3
ウォークインクローゼットの天井に雲梯を設置したリノベーション事例です。2つの子ども部屋それぞれからアクセスができ、いつでも手軽に筋トレができる空間です。天井には強固な下地補強工事を施しており、お子さまが成長しても安心して使い続けることができます。
運動不足を解消できるリノベーション事例4
RC造のビルの地下1階に、プレイルームを設けたリノベーション事例です。こちらの施主さまは音楽鑑賞や楽器演奏を目的としていますが、地下室は防音・遮音効果に優れているので、音楽に合わせたフィットネス、大きな掛け声や足音などを伴う激しいスポーツも気兼ねなくできる空間になります。
まとめ
自宅で過ごす時間が長くなった結果、運動不足が問題に。
約6割の人がコロナ太りしたというデータもあります。
アフターコロナの新しい生活様式では
・屋外で運動する際は熱中症リスクに留意する
・動画を活用して自宅で運動する
・自宅で運動しやすい環境を整える
といったポイントをふまえて、美容と健康維持に取り組みましょう。
運動がしやすい空間を設けたリノベーション事例を多数掲載しています。自宅でストレッチや体操に取り組んで、健康的な毎日を。