見せる収納のつくり方。お気に入りを整理しながら飾る | リノベーションスープ

旅先で買い集めたアンティーク、毎年買い足しているイヤーアイテム、お気に入りの作家の作品たち…大切なコレクションは、いつも目に入る場所に飾っておけたら素敵ですよね。

しかし、オープン棚での見せる収納には「ごちゃごちゃと雑多になりがち」「量が多くて並べきれない」とお悩みの人も多いのではないでしょうか？

お気に入りを美しく飾る収納づくりのポイントや、リノベーション事例をご紹介します。

持ち物の量に合わせて収納を作る

まずはお持ちのコレクションをすべて把握し、さらに今後増えていく可能性も考慮して、見せる収納のサイズや隠す収納の容量をプランニングしていきましょう。もう興味が薄れてしまったものや不要なものがないか見直し、必要に応じて整理する機会にもなります。
　

見せる収納と隠す収納のバランスを考える

見せる収納と隠す収納をバランスよく配分しましょう。お持ちのコレクションが多い場合は、すべてを飾ろうとすると雑多な印象になりがちなため、美しく見える数を厳選するのもおすすめです。飾るものを定期的にローテーションすれば、インテリアのリフレッシュができますし、仕舞っている物のメンテナンスの機会にもなります。
　

見せる収納のほこり対策

コレクションに積もるほこりが気になる場合には、ガラス扉のあるショーケースタイプの収納がおすすめ。不安定な物や割れ物は、グッズ展示専用の転倒防止ジェルで固定しておくと安心です。

お持ちのヴィンテージ家具やコレクションが似合う空間をテーマにリノベーションした事例です。玄関からダイニングの壁に貼った味わい深い割肌の石が、こだわりのコレクションを引き立てます。夜に柔らかな光で照らし出せるように、天井のダウンライトを壁側に寄せて設置しました。

白を基調とした明るいLDKの壁面に、大きなオープン収納を設けた事例です。本棚を壁に埋め込んだような収納は、周りをモールディングで装飾し、トラディショナルな雰囲気に。キッチン横には隠す収納として大容量のパントリーを設けているため、食品の買い置きはもちろん、生活感の出やすい家電もすっきりと収めることができます。

柱と梁の張り出しに合わせ、リビング・ダイニングの壁一面に見せる収納を設けた事例です。棚の幅を均一に分割し、その幅に合わせたブラインドを設置することで、開放的ながら端正な印象に。壁と天井に塗った珪藻土の豊かな表情が、上質な素材感をもたらしています。

ダイニングの壁面に見せる収納を設けた事例です。キッチンとカラーを揃えた濃いグレーのタイルと、棚板に設けた間接照明により、コレクションが引き立ちます。キッチンにはダイニングから目に入りにくい位置に収納棚やパントリーを設けているため、生活感を隠しやすくなっています。

趣味のリビングスペースに、ミニカーを飾れる大きなショーケースを設けた事例です。背面に鏡を張り、棚板をガラスにすることで、明るく開放的な印象に。
また、劣化を防ぐため、ガラス扉には紫外線防止フィルムを貼りました。コレクションが引き立つよう、床や壁は白とナチュラルブラウンのやさしい色合いでまとめています。

デザイン性と使いやすさにこだわった、見せる収納のウォークインクローゼットです。お持ちのアイテムをヒアリングし、どこに何を収めるのかを明確に決めました。ダークトーンの落ち着いたインテリアのなか、ショップに並ぶ服を選ぶようにコーディネートを考えることができます。

見せる収納なら、お気に入りを飾りながら整理整頓することができます。
・持ち物の量に合わせてプランニングする
・隠す収納もしっかりと確保する
・コレクションが映える壁材や照明を選ぶ
といったポイントを押さえると良いでしょう。

見せる収納を設けて、こだわりの雑貨やご自慢のコレクションで住まいを彩りませんか？