「子どもが思い切り遊べて、しっかりと勉強しやすい環境を整えてあげたい」
そんなご家庭にこそ、リノベーションがおすすめ。お子さまの個性や成長に合わせて住まいを変えることができるからです。
子どもが充実した毎日を過ごすためのアイデアを盛り込んだ、リノベーション事例をご紹介します。
小上がりのプレイスペース
小上がりのプレイスペースをLDKの一角に設けました。長方形の黒い畳を敷いているため、寝転がってお昼寝をしたり、おもちゃを広げて遊んだりと、自由に使える場所です。
框(かまち)はモルタル仕上げ、蹴込みには黒皮鉄を採用し、モノトーンでモダンなイメージに。框はお子さまが伝い歩きしやすい高さで、安全のために角に丸みを持たせています。畳の下には収納を備えているため、散らかりがちなリビングもすっきりと片付けやすく。
いつも目が届くキッズスペース
共働きで忙しいご夫婦がお子さまと過ごす時間を大切にできるよう、LDKの一角にキッズスペースを設けました。元のキッチンは独立型でしたが、壁を取り払い対面型に変えたことで、家事をしながらでもお子さまに目が届くように。必要に応じてカーテンで間仕切りすることもできます。
正面の壁にはイラストレーターに特注したアクセントクロスを貼り、楽しい印象に。将来的にはお子さまの勉強室として使用できるよう、デスクスペースも確保しました。
秘密基地とブランコがある階段
こちらのお住まいは「子どもが思い切り遊べる家」がコンセプト。
玄関ホールの吹き抜けに化粧梁を設けて、ブランコを取り付けました。座面の高さを調整できるため、長く遊べます。
階段の下の空間は、子どもだけで遊べる秘密基地。子どもだけで内緒話をしたり、お菓子を食べたり…。
特別感を演出するアーチ型の出入り口は、いざという時を考え大人も出入り可能なサイズにしています。
ハンモックのあるキッズコーナー
階段を上った先にある、開放的なキッズスペース。きょうだいやお友達が集まって、ハンモックに揺られたり、絵本を読んだり…思い思いに過ごせる空間です。明るい南向きの窓から吹き抜けへと、さわやかな風が通り抜けます。
オープンな空間ですが、引き戸を閉めて個室にすることも可能。将来的には、一番末のお子さまの成長に応じて子ども部屋にすることを想定しています。
いつでも遊べるアスレチック
クライミングウォール、雲梯(うんてい)、サンドバッグ用のフックを設けた子ども部屋です。
スポーツに取り組むお子さまが、いつでも遊びながらトレーニングできます。荷重に耐えられるよう、壁には下地、天井には梁を入れて補強しました。
子ども部屋とキッチンの間に設けたのは、大人の目が届くスタディコーナー。ドア上部に設けた回転窓を開けて、エアコンを共有することができます。
リビングのスタディコーナー
こちらは、リビングの一角にカウンターデスクを設けたスタディコーナー。床を堀り込んでいるため、お子さまが並んで座ることができます。広いデスクは宿題や自習はもちろん、工作をしたり絵を描いたりする場所としても便利です。
キッチンと横並びのレイアウトのため、家事の合間にも目が届きやすく、勉強で分からないところがあったとき、すぐに見てあげることができます。
ダイニングのスタディコーナー
ダイニングの一角に設けたスタディコーナー。
面積が広く特殊な形状のマンションのため、既存の間取りはキッチンと個室が遠く、お子さまの様子に目が届きにくかったそうです。キッチンの隣にスタディコーナーを設けたことで、家事の合間にも見守りやすくなりました。
廊下からダイニングに入ってすぐの場所のため、帰宅後そのまま宿題に取り組むことができます。
教科書や勉強道具をすっきりと仕舞えるように、本棚を設置。正面のスチール壁に、マグネットでプリント類を留めることができます。
まとめ
子どものための家づくりアイデアをご紹介しました。子どもが伸びやかに過ごせる環境を整えつつ、大人の目が届く工夫をプラスすることが大切です。また、キッズスペースから子ども部屋に替えるなど、お子さまの成長を想定することもポイント。
毎日楽しく過ごせるように、勉強に取り組みやすいように、お子さまの個性や成長に合わせたリノベーションはいかがですか?
キッズスペースやスタディコーナーを採用した事例を多数ご紹介しています。子供のための空間を設けて、すこやかな成長を見守りやすく。