洗面台こそ、ご自身の好みを発揮すべきだと思いませんか?
なぜなら、洗面室は毎日、朝晩の最低2回は使うからです。主婦の方だったら、洗濯物の手洗いをしたりスキンケアをしたり、メイクをしたり。一日2回とにとどまらず、とにかく使う頻度が多い。それなのにありきたりなデザインで済ませるなんて、ちょっと寂しいと思いませんか? せっかくリフォームするなら、洗面室は”プライベート空間”と割り切って、思いきりご自身の個性をプラスしてみてはいかがでしょう。
これから、リフォームで住む人らしさと心地よさを表現した洗面室の実例写真をご紹介します。
〈洗面台リフォーム1〉テクスチャーの調和と、意外なレイアウト
洗面台の下部収納の扉には、木目の強い木を使いました。洗面台まわりの壁にはモザイクタイルや大判タイルを貼って、上質な雰囲気をつくっています。
テクスチャーの異なる素材をいくつも組み合わせていますが、同じトーンで揃えたことでシックかつ、表情ゆたかな空間に。
実はこの洗面室、LDKとベッドルームの間の廊下にあります。引き戸を閉めれば独立した洗面室になるため、ゲストが来ても安心です。ムダなスペースをつくらず居室を広くとるために、洗面室が通路を兼ねています。この点ががいちばん個性的ですね。
〈洗面台リフォーム2〉サブウェイタイルでヌーヴェルヴァーグ風
居室はもちろんのこと、洗面室もノスタルジックなテイストにリフォームしています。
洗面台と正面の壁には、古くから欧米の地下鉄で使われてきたサブウェイタイルを張りました。グレーの目地を使ってサブウェイタイル一つ一つの存在感を主張、申し分ないほどレトロ感を演出してくれます。鏡のフレームは塗りムラをつくりながら塗装し、使い古したような趣に。丸いライトからは、素朴であたたかい光がこぼれてきます。
ヌーヴェルヴァーグ風の洗面室で、ぜひアンニュイに歯を磨いてみてください。
〈洗面台リフォーム3〉経年と新しさを調和してニュートラルに
ヴィンテージな雰囲気がお好きなお施主さま。年季の入った梁をあえて露出させ、お施主さまの個性を表現しました。
そんな無骨な梁に合わせたのは、薄くスタイリッシュなステンレスの洗面台。収納もスペースも最低限にとどめ、あくまでデザイン性を重視。モノが少ないシンプルライフを送るお洒落な男性の1人暮らしにぴったりですね。
こちらの洗面室にはドアがないため、ゲストからは丸見えです。取り付け忘れたわけじゃありません。”見せる洗面室”としてインテリアの一部にしています。
〈洗面台リフォーム4〉ターコイズブルーの壁がとびきりゴージャス
ドアを開けると壁には色あざやかなターコイズブルー。これが引き立つように洗面台の天板や床は大理石、モザイクタイルで統一しました。
ヴィヴィットカラーを住まいに使うことを躊躇する方は少なくありませんが、洗面室のようなプライベートな空間であれば、かえって気分が切り替えてくれます。こちらのお住まいも、LDKや玄関などパブリックスペースはベージュ系で控えめにまとめ、洗面室だけ個性をプラス。エーゲ海を思わせるエキゾチックな雰囲気がただよっています。
海外のデザイナーズホテルで過ごしているようなゴージャスな気分で、日常生活を送ることができるでしょう。
まとめ
洗面台のリフォームで美しく生まれ変わった事例をご紹介しました。自分のためだけに特別な空間をつくることは、本当の贅沢だと思いませんか?
LDKと同じくらいのデザイン性と心地よさを追求した洗面台なら、きっと「あなたらしいわね」と言われるに違いない。これこそ、リフォームでは最高のほめ言葉です。建売りや新築のマンションではぜったいにできません。そして”あなたらしさ”を追求するのは、デザイナーの仕事。リフォーム会社が、みなさんの好みやライフスタイルに沿ったさまざまなプランをご提案してくれるでしょう。
ぜひ、こちらもご覧ください。ホテルライクな住まいのつくりかたを、より詳しくご紹介しています。
〈ホテルライクな洗面室。5つのリノベーション実例〉
〈ホテルライクなインテリア、シンプルな6つのルール〉