よいポータルサイトの条件とはなんでしょう?
個人的には、「全国ネットで探せます」とか「登録件数最大級」なんていうよりも、センスのよいリノベーション実例がたくさん載っていて、すっきりとしたデザインで、しかも各リノベーション会社の特徴が伝わりやすいことだと思います。
見ていて楽しいし、ムダな労力と時間を使わずにリノベーション会社を探せるからです。 そのサイトに載っている=センスがよい、といった信頼できるポータルサイトを見つけることができれば、サイトを片っ端から眺めてリノベーション会社を探す必要がなくなりそうですね。
気に入ったポータルサイトを見つけたら、後は「この会社の実例、好みだな」とか「おもしろいプランを考えてくれそうだな」とかいうご自身の”感性”で選んでいけばよいのです。 いいですか、みなさん。ポイントはリノベーション実例の美しさ・見やすさ。
それでは、リノベーション会社お勧めの、リノベーションのポータルサイトをご紹介したいと思います。
初心者さんにお勧め〈HOME'S renovation〉
HOME’S renovationは、リノベーションではスタンダードなポータルサイトです。
リノベーション費用や詳しい構造、リノベーションのきっかけなどが細かく書かれているため、リノベーションを考え始めたばかりの方におすすめ。 どの事例にも、写真と説明文が詳しくかかれています。
リノベーションをすることになったきっかけ、どのように間取りを変更したか、なぜこのようなデザインになったか、など。リノベーション会社ごとに写真や内容のバラツキが少しありますが、全体的に丁寧に紹介されている印象です。
大きな写真を見ながら、ひとつひとつの事例をじっくりと見てリノベーション会社を吟味することができます。 このようにリノベーション実例をたくさん見ていると、なんだかやたらモチベーションがMAXに。「じっとしていられない。 今すぐリノベーションセミナーに参加しなければ!!」と夜中にメラメラしてくることもあるでしょう。
でも焦らないでください。
ほとんどのリノベーション会社は毎週、さまざまなイベントを開催しています。各リノベーション会社のイベント情報を、各社のホームページで探すのは大変ですが、HOME’S renovationの「リノベーションイベント一覧」を見れば一目瞭然。期間を絞って検索することもできるので、忙しい方ほど便利です。
センスの良いデザイン実例が多い〈SUVACO〉
実例写真が充実していて、各社のセンスがわかりやすいポータルサイトです。
リノベーション会社を探すには、まずトップページの「専門家を探す」から「リフォーム・リノベーション」を選択。住まいの種類・業種・予算・こだわりの4つから、リノベーション会社を検索できます。
ほかにも、キッチンやリビング・ダイニング、寝室など各部屋ごとのデザイン事例も紹介されているため、リノベーションのデザインで悩んでいる方には心強いですね。「いいな」と思ったリノベーション会社があれば、プロフィールを見て特徴をチェックしたり、他のプロジェクトを見るなどして、リノベーション会社を絞り込んでいきます。
SUVACOのメリットは、このサイトからリノベーション会社に直接コンタクトできること。 「相談する」から、どのようなリノベーションができるかを聞いてみたり、「資料請求する」からパンフレットを請求したり。
また部屋ごとの「コメントする」では、facebookのように思ったことを自由に書き込むことができます。 それについての返信を見れば、どんなリノベーション会社かがなんとなくわかるはず。このように、リノベーション会社との垣根が低く、コミュニケーションをとりやすいことがSUVACO大きな特徴です。
もう事例すら見るのがめんどくさくなってしまった方、いろんな会社のwebサイトを見すぎて、逆にどこに依頼していいのかわからなくなってしまった方には「専門家紹介」がおすすめです。 予算やリフォームの範囲、好みを伝えるだけで、ぴったりのリノベーション会社を紹介してもらえます。
シンプルで見やすい〈MUJI enovation club〉
情報の記載は最小限。リノベーション実例の写真を見ながら、ご自身のセンスに合う会社を探していくことになります。
住まいはでき合いの家を買うのではなく、自分で住空間を構成するものー。いかにも無印良品らしいコンセプトに基づいた、シンプルなポータルサイト。デザイン性重視のリノベーション会社をご希望なら、こちらがおすすめです。
シンプルだからこそ、実例が主役になる。どのリノベーション会社さんも、ひとつひとつの実例がとても引き立っています。白い壁や明るい木のフローリングといった無印良品の家具がよく似合いそうな空間はもちろんですが、インダストリアル、ヴィンテージといった骨太なテイストも多数掲載されています。
物件のタイプや平米数といったデータも掲載されていますが、もっと細かい情報を知りたいなら直接、リノベーション会社のサイトにアクセスする仕組み。 見る人の”感性”に訴えるようなポータルサイトです。
まとめ
よいポータルサイトに巡り会えたからと言って、安心するのはまだ早い。ポータルサイトには、星の数ほどのリフォーム会社が掲載されています。
ざっと見て、好みの事例がたくさん載っている会社を3社ほどピックアップしてみてください。
その3つの会社はそれぞれどのようなプラン・デザインが得意なのか、コストはどれほどかかるのか、などを比較していきます。サイト上で決められない場合は、相見積もりをとるのも一つの手です。やりとりの中で、リノベーション会社の担当者との相性もわかります。
例えば、打合せのなかで
アナタ「ラフでちょっとヴィンテージ風にしたいんですが」
リノベ会社の担当「では、壁は塗り感を出しながら塗装してみたらいかがでしょう。床はエイジング加工した無垢フローリングだとよりご希望の雰囲気が出ます。しかしお持ちの家具はモダンですから、全体のデザインはシンプルにまとめ、素材でヴィンテージ感を出すのはどうですか」
なんて、あなたの好みを理解し、さらりと素敵なデザインを提案してくれるリノベーション会社に出会えたら素晴らしい。何があっても逃さないようにしてください。